文系でも必ずわかる 中学数学×Python 超簡単プログラミング入門

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822295974

作品紹介・あらすじ

苦手な数学を最初から学び直す!
Pythonでプログラミングに学ぶ!

これからプログラミングを始めるときに選ぶ言語として注目されているPython。
人工知能(AI)、機械学習、データサイエンスなど、今最もニーズの高い分野で利用されているプログラミング言語です。

そうした分野のソフトウェア開発に数学の知識は必須と言われています。
ならばPythonプログラミングと数学を同時に学んではどうでしょう。

数学というと「自分は文系だから数学は苦手で……」という人も多いでしょう。だったら、最初からやり直してみませんか?本書は徹底して直線だけを学び直します。数学としてはまさに一歩目。中学一年生に戻ったつもりで、“わかるところ”からやり直しましょう。数学が苦手ならなおさら「急がば回れ」がお薦めです。

傾き、切片、垂直、交点、連立方程式、垂直二等分線など、「確かに昔やったよな」とおぼろげに覚えているところを、もう一度しっかり理解できます。これならごくシンプルな数式ばかりなので、「数学は苦手だったのに、なぜ今ならわかるんだろう?」と意外なほど理解できます。

理論で確かめたら、実際に計算して確かめてみましょう。そこはPythonにおまかせ。最初はごくシンプルな数式をプログラムにすることで、プログラミングとPythonに自然に慣れて、ソフトウェア開発の基礎を身に付けていくことができます。

「直線だけじゃ何もできないのでは?」――。直線を舐めてはいけません。直線だけでも、ビッグデータを分析し、将来の予測をすることができます。どうやってそのためのモデル(数式)を作り、分析や予測に役立てるのか。機械学習の一歩目に踏み込むことまでできるのです。入門レベルだからと遠慮せずに、本書でそこまで行ってみましょう!

プログラミングが初めてでも大丈夫。必要な環境の整え方、Pythonの文法の基礎は、最初にじっくり解説しています。本書で初めてプログラミングに触れる人でも、不安なくPythonを始められます。

※本書では開発環境にJupyter Notebookを採用しています。

本書ではまず、直線に絞って数学の基礎知識を固め直すことを目指します。そうして、数式を作れれば、必ずPythonで答えを計算するプログラムが作れて、解を求められることを実感してください。これは、将来的に高度な数値計算をするプログラムを開発するときに、必ず役立つ基礎になります。ぜひ本書で、AIエンジニア、データサイエンティストを目指す一歩目を踏み出してみませんか?

感想・レビュー・書評

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  • 後輩ちゃんの自己啓発本に購入。『Python○年生』のシリーズを別に購入してましたが、ちょっと系統が違うと感じ始めたので、こちらが良いかなと期待してます。

  • 数学苦手な人向けに、Pythonを使って一次関数を復習しようという本です。

    まさに数学が苦手で学び直ししたいなーと思っていたところでした。かつ、 Python触るの楽しそうと思って読みました。
    数学とプログラミングを扱ってる本ですが、敷居はとっても低いです。「ちょっと手を出してみる」程度でも大丈夫。ご参考までに私の場合、数学の解説読む&コードを写経するを、(休日の午前中とか)3時間で2章ずつ進めて4日で終わりました。
    もちろん、やる気のある人はもっと時間かけられると思います。Pythonコードのバリエーション考えたり、数学部分をじっくり取り組んだり。

    ◎数学のところ
    数学の解説部分は丁寧です。
    直線の式をやった後、直行する2つの式、点と直線の距離、2つの点から等距離にある直線、多数の点の傾向を表す直線…と、それまでの内容を発展させていく内容になってます。
    最終的に「多数の点の傾向を表す直線」、つまり「機械学習の線形回帰モデル」に繋がるんですよと説明されて、ちょっとロマンを感じました。

    ◎Pythonのところ
    Python部分は、何のプログラミング経験もない人だとデバッグで困りそうと思いました。第1章は「Python入門」よりも、サンプルコードをそのまま書き写すのを前提に「デバッグのコツ」を解説する方が良さそうです。コツといっても、「落ち着いてエラーメッセージが指摘する行の誤字を探せ。なんなら全部入力し直せ!」程度かと思いますが。

    Python使うと計算が楽 & グラフで目に楽しいし分かりやすいです。なんせ私は、代入する値が変わると直線がどう変わるか、式が発展すると何が変わるか等、読んだ内容をイメージできないことが多いのでPythonでグラフ描いて視覚的に確認できるのは大変助かりました。
    目から鱗だったのは、Σ をプログラミングするとき、まんま for 文に変換できること。Σ を見るの学生ぶりだったので、今更のようですが、初期値、最終値が Σ に書かれてるー!ということが面白かったです。

  • 書名の通り、方眼紙と鉛筆と定規とコンパスの代わりにPythonを使って一次関数や一部の図形問題も解けますよ、という中学数学の本です。
    中学数学の知識があればPythonも理解できるのでは!?ということではありません。
    7章から散布図→最小二乗法、8章から機械学習のために、ちょっとだけ微分がはいっているので、大人向けの本ですね。

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