デューイ＝ミード著作集8明日の学校・子供とカリキュラム

著者 : J.デューイ 河村望

• 人間の科学新社 (2017年11月29日発売)

作品紹介・あらすじ

社会的精神は養成されているか!?机にじっと座って教師の言うことを聞き、話しかけられたときにのみ話す"子供たちの列"からは、彼ら自身が独自に得たものを共同の貯えに貢献しながら、他人の作り出したものを分かちもつような機会は生まれない。教師は本来の社会秩序の維持と正当な社会成長の保証のために選ばれた奉仕者なのである。このような理由で、教師は常に真の神の預言者であり、真の神の王国の案内者である。

感想・レビュー・書評

[katie1223さんの感想 · 2013年7月17日]

修論で批判的に検討するつもりで手に取ったはずが、普通によかった。
でもちょっと理想的でそこから生み出される悪についてはこうりょされていないかなと思う。もちろん理想は大事なんだけど。不足が見えるな。

ルソー（教育は生まれたばかりの子供と、その子がなるべき大人との間の溝を埋める過程）を批判発展させている。

有害なことなしに、成長は急がされない。われわれの悲劇的誤りは、われわれは成長の結果をあまりに気にして、かえって成長の過程を無視することにある。

必要なときに、いかに知識を作るかを見いだすことが、学校における情報獲得の真の目的であり、情報それ自体が目的なのではない。

彼の筋力がまだ柔軟で、彼の精神が多感である間に、自然的及び人為的両方の事物の世界、彼にとっての知識の源泉である世界を、彼自身で探し求めるようにするべきである。

J. Dewey My Pedagogic Creed

[kitazawa579さんの感想 · 2011年3月2日]

教師は本来の社会秩序の維持と正当な社会成長の保証のために選ばれた奉仕者なのである。