ビデオカメラでいこう

著者 : 白石草

• 七つ森書館 (2008年3月27日発売)

作品紹介・あらすじ

ホームビデオからドキュメント映画上映会、インターネットTVで公開できる作品に仕上げるコツが満載です。企画から撮影、パソコンでの編集までイラスト図解と共に初心者が陥り易い具体例を交えながら解説。映画監督森達也他3人のインタビュー、企画書・取材申請書のひな型付き。

感想・レビュー・書評

[jmahiloさんの感想 · 2013年2月11日]

読んだ後自分も早速カメラを買って映像をとってみたいと思えるような本。ビデオドキュメンタリーの製作方法を軸として、自然な構図や、カメラやマイクの選び方、製作課程一覧などビデオ作品を仕上げるための様々なポイントが網羅されている。どこへ作品を発表出来るか、ドキュメンタリーを撮る事で世の中に対して何が出来るのかなど、読み進めるうちにかなり具体的にイメージする事が出来た。

[kieさんの感想 · 2011年6月15日]

映像制作に関して、
プロアマの境界がなくなっていくのかなあ。

どうなんだろう。

素人が挑むところにそもそも意味があるって感じかな

[z3iamnvoさんの感想 · 2011年5月18日]

情報学環教育部の講義「ドキュメンタリー実習」の課題図書として読んだ。
ドキュメンタリー撮影を全くしたことがない人に対して、一連の流れを教えてくれる良書だと思う。
自分も今まで撮影は全く経験がなく、これから半年かけて一本グループで撮ることになるのですが、この本のおかげで流れは分かったつもりだし、何がどの程度大変なのかも分かっているつもり。
あとは実践あるのみで、内容が分かっていても実践はうまくいかない、ということを体験したいと思っている。

以下、読みながらのメモ。

個人的には、ドキュメンタリーとは何か、というような話がもうちょっとあるといいかな、と思った。

事前に想定した企画書・構成表と、実際に取れた映像とのギャップを楽しむ、悩むのがドキュメンタリー撮影の醍醐味。

素材、つまり撮りたいカットの具体案を構成表の段階でどの程度出せるか、が重要。：シークエンスとシークエンスとつなぐカット。

著者プロフィール

1993年早稲田大学卒業。テレヒ朝日系の技術会社を経て、1995年東京メトロホリタンテレビジョン(TOKYO MX)入社。ビデオジャーナリストとして、ニュース・ドキュメンタリー番組の制作に携わる。2001年に独立し、フリーランスとして活動。同年10月に非営利のインターネット放送局『OurPlanet-TV』を設立し、2005年にNPO法人化。現在、共同代表。東京大学大学院情報学環教育部および早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース講師。

「2008年 『ビデオカメラでいこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」