飯舘村: 6000人が美しい村を追われた

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  • 七つ森書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822812492

作品紹介・あらすじ

福島原発事故によって飯舘村は全村民6,000人が計画的避難を余儀なくされた。後方支援チームのスタッフとして、すべてを見てきた渾身のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • 作者は京都大の今中教授と一緒に行動をしている人物。事実経過等で特筆すべき点はあまり見当たらないが、長崎大の山下教授とは一線を画している点で、確執的な事情を読み取ることができる。特に山下教授の福島医大副学長への就任や菅野村長との関係を好としないことについては、他の多くの村民の裏付けと一致する考え方である。今中教授が収集データを公表したいとした時に菅野村長がその公表をやめさせようとするくだりは面白く、長谷川健一の著書での彼の意見と一致する。安易に帰還させようとする菅野村長に対して、健康面等の見極めも考えそのアンチテーゼを提案することを今後望みたい。

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著者プロフィール

環境保全活動や企業の社会的責任を軸に発言してきた環境ジャーナリスト。
大日本報徳社のある静岡県掛川市の出身で、尊徳は20年来のテーマ。
東日本大震災と原発事故後に、やはり尊徳と関わりの深い福島県相馬市を訪れたことをきっかけに、明治維新後の二宮尊徳像や報徳運動を詳細に掘り起こしてきた。
著書に「電力自由化で何が変わるか」(岩波ブックレット)「飯館村-6000人が美しい村を追われた」(七つ森書館)。

「2018年 『二宮金次郎とは何だったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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