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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822814106
作品紹介・あらすじ
忠勝の死(1990年)に関して、「これで目屋のマダギも終わったナ」という何人かの村人たちの噂を私は耳にしている。たしかに鈴木忠勝(明治40年=1907年生)は名実ともに、村の誰もが認める最後の伝承マタギだった。忠勝はマタギ集団のリーダー、すなわち「シカリ」として知れ渡っていた。忠勝がマタギであることを否定する村人は一人もいない。(はじめに)
──永年にわたる付き合いのあった著者が、残されたたくさんの写真と録音から、白神山地の最後の伝承マタギの生涯を綴ります。著者の白神山地シリーズの最終作といえる大作です。
感想・レビュー・書評
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世界遺産に登録されたことによって、本来の山の生活が終焉してしまったことに寂しさを感じて読了。
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動物を撃つハンターと、伝承マタギはどこがちがうのか、伝承マタギを明確に定義した部分が興味深かった。
鈴木忠勝の伝記というより、取材した内容を記録している本。主にクマ狩りの様子。しかし、その口調はリアルで、生々しい。
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