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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822817800
作品紹介・あらすじ
中国未帰還者問題はじめ、満州開拓団の悲劇はいろいろな面でとりあげられているが、長野県高社郷の500人にのぼる集団自決が頭の中から離れなかった。軍隊の庇護も受けずに、現地に取りのこされ、逃げまどったあげく自決したのである。集団自決したのはどんな人たちだったのか。
特定秘密保護法の決定、集団的自衛権の行使容認や武器輸出三原則の撤廃、ODAを他国軍にまで支援拡大し、自衛隊の南スーダンの駆けつけ警護、「共謀罪」の強行採決といった政策は、満州開拓団の過去をないがしろにしている。満州開拓事業が国策として決定されてから、今年で81年になるが、政治の意思決定が国民の生命に深くつながっていることを、後世に伝える。
感想・レビュー・書評
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広島長崎、沖縄。この悲劇は良く知られているけれど、満州移民の悲劇はあまり知られていない。
終戦を知らされずソ連軍の侵攻から逃げ惑うも、頼みの軍にも見棄てられ、人柱にされてしまった人々。親が子を殺し、自らも介錯をお願いして後を追う。戦争はすでに終わっていたのに。
国策で満州に渡ったのに、満州国の滅亡と共に存在を無かったことにされてしまった移民たち。彼らの存在と悲劇を絶対に忘れないことが、唯一できる供養だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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