- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826990127
感想・レビュー・書評
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あまり読む時間がなかったので、もっと読む必要あり。
p3
この本は、ポピュラー音楽ではなく、クラシック音楽すなわち西洋の「芸術」音楽に関心の大半が向けられ、私の個人的な好みを反映している。
p5
この本はひとつの探求であり、私たちをこれほどまでに感動させる音楽とは何か、また私たちの文化でそれほど重要な位置を占めるのはなぜか、それをつきとめようとする試みなのである。
p146
フロイトの考えでは、全ての芸術形態と文学形態は充足されないリビドーの昇華物である。
p147
芸術家は、ノイローゼ患者と同じ抑制された性的発達の諸要素に苦しんでいる。その才能によって、彼らの衝動をその芸術作品へと昇華することができる。フロイトの人間性についての理論はたった二つの欲動、性と死の本能の過程に基づいていたので、彼は芸術と科学の両方における創造性を二次的現象とした。
p150
単調で感情のこもっていない話語は、知的教養や成熟ではなく、脳障害や精神病を示すものである。
p207
ショーペンハウワーの考えによれば、人間の行動というものは前もって計画を立てたり、慎重に熟慮を重ねてみたところで、私たちが信じているほどには、そういったものに支配されるようなことはない。
p241
芸術、まさに芸術以外の何ものでもない。芸術こそは生を可能ならしめる大いなる方法であり、真の意味で生を魅了するものであり、人生を大いに活気づけるものなのだ。-フリードリッヒ・ニーチェ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラシック音楽をなにやら哲学者の引用で論じてるんだけど、いまいち、フツウ。西洋人が、西洋哲学でもって西洋音楽を論じてる。上手く言えんが、どこまでも西洋的だなあと想う。