呪術宗教の世界 密教修法の歴史 (はなわ新書63)

著者 : 速水侑

• 塙書房 (1987年8月24日発売)

感想・レビュー・書評

[あるふれっとさんの感想 · 2013年1月8日]

顕教と密教のバランスが大事。とよく聞くが、密教っていうのが、何してるか意味不明なのが如何せん。呪術宗教というとVoooBoooな雰囲気があるが、仏教普及にの推進力の中心を担っていたのが、臣民の呪術を渇望する思いであった、と思わざるを得ない。名著。

著者プロフィール

1936年北海道生まれ。北海道大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得。北海道大学助手、東海大学助教授・教授を歴任し、東海大学名誉教授。専攻は日本仏教史。主な著書・編著に『地獄と極楽』『民衆の導者 行基』『源信』『観音・地蔵・不動』（以上、吉川弘文館）、『観音信仰』『地蔵信仰』（塙書房）、『観音信仰事典』（戎光祥出版）、『菩薩 由来と信仰の歴史』（講談社）、監修に『図説 生き方を洗いなおす！地獄と極楽』（小社刊）などがある。

「2022年 『図説 仏教の世界を歩く！ 日本の仏』 で使われていた紹介文から引用しています。」