- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828415451
感想・レビュー・書評
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米国において証券業などの投資業務は1980年から約15倍、ファンドビジネスは約16倍。金融、不動産のGDP構成比は20%強。
フローというのは流れという意味で、我を忘れて脇目も振らず何かに没頭している状態。
素に生きる
A、生命のレベル
B、情動と身体のレベル
C、フローのレベル
成熟した自我
自らの不完全性をよく認識し、それを受容し、完全性を装うことなく、また、他人や組織や社会の不完全性をほどよく受容できるレベル。
社会の健全な一員であると共に、社会を穏やかに改革する力も持っているレベル。
自己顕示が必要なくなったレベル。
ディープグラウンディングの特徴
1、抑圧された不安感、恐怖心が少なく、どっしりとした確固たる自分自身が確立できているレベル。
2、他人、社会、集団からの評価を意識して確立した、借り物の自分の位置づけ、アイデンティティ、自己イメージ、存在意義、人生の目的などから脱却し、深いレベルの本質的な自分自身に接地し、自らの身体性や情動を統合し、自分は本当に何を感じ、何を求めているかが実感できるレベル。
3、生きている喜びを実感し、自らの運命を信頼できるレベル。
4、自らの視点だけでなく、他人の視点、組織の視点、国家の視点、他の組織や他国から見た視点など、自由に視点の規模や位置を移動して物事を眺める事ができるレベル。
5、一般常識や世間体や社会的、文化的束縛にとらわれることなく、物事の本質にずばりと切り込んでいけるレベル。
企業経営の進化の方向性
1、自由闊達にして愉快なる職場
2、社員は仕事も会社生活も楽しんでおり、やる気が高い。
3、社員の内発的動機が尊重されており、フローに入りやすい環境がある。
4、社員は会社全体の視点で物事を見る事ができ、現場に意思決定が任されていても、全体の方向性はぶれない。
5、会社側は従業員を全面的に信頼しており、社員もそれにしっかり応えている。
6、企業全体の方向性の決定にも、全従業員が関与する仕組みがある。
7、上からの管理、指示、命令がどんどん少なくなっていく。
8、あらゆるルールがどんどんなくなっていく。
9、職場は自浄作用が働くよう工夫されている。
10、組織や職制による壁が淡く、実質上組織や上下関係がない。
11、すべての社内情報が従業員に公開されている。
12、社員の意識の成長、進化をサポートする。
13、従業員の独立、ないしは次の成長へ向かっての転職をサポートする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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