- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828415543
感想・レビュー・書評
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何度かお会いした美崎さんの一冊。
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著者は、大手化粧品メーカーである花王㈱で働きながら、プライベートの活動として、社会人向けの勉強会を数多く主催、参加している。多くの社会人を集め、業務以外の情報交換により1000名以上の緩やかなネットワークを構築しており、「スーパーサラリーマン」と呼ばれており、多くのメディアにも注目されている。
著書に、「結果を出す人はノートに何を書いているのか」「枠からはみ出す仕事術」「成果を生む人が実行している朝9時前のルール」等多数。
本書は、上記の通り会社の内外で活躍している「スーパーサラリーマン」である著者により「会社の中と会社の外を繋ぐノウハウ」を若かった著者の体験や出会った人たちのエピソードを踏まえ10人の色々な立場の社会人を主人公にして以下の8つの物語の中で紹介している。
①のんびりOLのモレスキンノート
②成長するマーケッターのLAMYの万年筆
③クールな朝活女子のじゃんけん
④悩める転職アドバイザーの書評ブログ
⑤体育会系新人のDRETECのストップウォッチ
⑥勉強会主催者の名刺入れ
⑦できる営業マンの動物クリップ
⑧サーファー部長のホットカフェオレ
8つの物語において登場人物は10人。
新入社員・管理職・派遣社員・中堅社員・若手社員・事務系社員・OL・営業マン等様々な立場の主人公がそれぞれの想い・夢・悩みを持っている。
キーワードは「会社って楽しい?」それぞれの登場人物により百人百様の答えがでておりそれもまたリアリティを感じた。読ませる工夫としては10人の登場人物が色々な話に出てくるというザッピングの仕組みをうまくつかっているところ。
内容的には今まで著者の作品で出てきたことが多いものの「ビジネス小説」で表現されていることにより主人公の立場になって体験できたような気分になれたことにより理解も深まったように思う。
今自分に登場人物が問われたと同じように「会社って楽しい?」と言われたら笑顔で「楽しい!!」とは言えないかもしれない。しかし、会社は「楽しいものではなく自分たちで楽しく変えるべきものである!!」ということがわかったことが一番の収穫であった。
立場や考え方によって会社に対するスタンスや出来る範囲も限られているのは百も承知であり、その中で自分のため・まわりのためにも「楽しくする」という気持ちを持って過ごしたいものである。 -
『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』(Nanaブックス)の著者である美崎さんの初の小説本。
何気なく企業で働いていながらも、"勉強会"を通して学び、成長していく風景を描写したもの。
故に"勉強会"、"読書会"などに参加したい、参加しているがいまいち活用方法が分からないといった人にお勧めの本。
1時間程度で読みきれるボリュームなので、気軽に読める本だと思います。
自己の成長、視野を広げるなどの目的においては、"勉強会"などへの参加は役立つものだと思います。
本書に出てくる登場人物のうちの一人のように、私も初めて参加したときはとても緊張しました。
しかしさまざまな"勉強会"に参加させていただくにつれ、だんだんコミュニケーションのコツがつかめるようになってきて、今では勉強会で知り合った方にアドバイスをいただいたりしています。
本書には書かれていませんが、勉強会等で知り合った方々とはFacebookやTwitter、MixiなどのSNSで関係を維持してコミュニケーションを継続していく事も大きなポイントだと思います。 -
勉強会に参加する動機はいろいろだけれど、自分一人じゃできないことができる可能性があることは解った。図書館で何気なく手にした本、その2。ストーリー形式で読みやすく、それぞれの主人公の動機、目的、考えが垣間見れる。何よりいいなと感じたのは、他の主人公たちのつぶやきが欄外に書かれていること。ほんと小さな数行コメント(感想って言ったほうが適切かも)なんだけれど、アクティブリーディングするならこうするんだろうなーって例示になる。
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勉強会、読書会、朝食会。
いろいろな呼び名はありますが、有志で開催される、あるテーマに対して意見をシェアしながら自分たちを成長させていく集まりということになるかと思います。自分も昨年勉強会デビューしまして、いまでは主催もするようになりました。
勉強会界隈というのがあるとすれば、美崎さんはそのカリスマ主催者です。私も何度かお世話になりましたし、最初に参加して勉強会にはまるきっかけになったのも、美崎さん主催の「築地朝食会」でした。
あらゆる人が仕事や働き方に対する意識を高め、楽しむために、会社以外でも活躍できる場や、人とのつながりを持っておきたい。勉強会は単に人の話を聞き、書籍などから知識を得るだけではなく、家と会社以外の「場」という意味でも大切だと思います。
さて、この本、タイトルからは想像がつきづらいのですが、勉強会を紹介している書籍です。
10人ほどの勉強会の参加者を主人公に、東京を中心に開催されている勉強会や読書会を紹介しながら、勉強会の楽しさを描いています。
人名こそ仮名になっていますが、名前が出てくる勉強会や読書会、そして紹介されている書籍はほぼ全て実在のもので、出版から約2年たっていますが、現在も活動を続けている会も数多くあります。登場人物のほうも、見る人が見れば誰がモデルなのかわかりそうですし、もしかしたら私も、彼らの中のひとりふたりとお話ししているかもしれません。
(美崎さん自身をモデルにした人もいるようなので、1人とは確実に会っていますね。(笑))
単なる勉強会の紹介にとどまらず、ストーリー仕立てで書かれているため、登場人物の個性が引き出されています。いくらかの脚色はあるにしても、モデルは普通の社会人ですから、勉強会に参加することで、その人の考え方や生き方が前向きになり、生き生きと描かれるようになるのでしょう。
情報を受け取るだけではなく、自分の意見を発信できる人。与えられたものだけではなく、自分から人との交流を求めていく人。そして何よりも、家と会社の往復だけではなく、勉強会という自分を成長させる場に足を運べる人。
とくに目的意識がなくてもいいのかもしれません。第1章に出てくるユウさんのように、楽しいから参加する、それだけでも十分、勉強会に参加する意義はあると思います。
勉強会の楽しさを伝える1冊で、帯にもあるように「ありそうでなかったビジネス書」です。しいていえば、勉強会とはどういうものかというのを、初めのほうでもう少しかみ砕いて説明してあればと思いました。私のように、すでに勉強会に参加している人には内容が理解できるのですが、この本で初めて勉強会の世界に触れるような人だと、導入の部分でやや唐突な印象が残ったかもしれません。 -
ビジネス小説です。
とっても読みやすいですが、内容は朝会のすすめです。 -
朝活の話題や関わり方がわかりやすい!
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仕事についての本かと思って読んでいたら、勉強会の本でした。
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