オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828422664

作品紹介・あらすじ

断片的な情報だけではわからない本質に、台湾のデジタル大臣オードリー・タンが提言するこの時代の新デジタル社会論。そしてオードリーの素顔に、李登輝元台湾総統日本人秘書として台湾社会、政治に精通する早川友久氏が迫る。オードリーが考えるデジタルを活用した社会論とは? オードリーのような才能ある人材生かす台湾の底力はどこから生まれてくるのか。 世界のリーダーの一人といえるオードリーが考える日本が取るべき未来の指針を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」以来、久々にオードリー・タンの本を手にしました。

    改めて日本は台湾からも学ぶことが多いと思いました。

    昨年9月に設置されたデジタル庁、日本でDXを推進すべく立ち上がったはずですが、何をやっているんだろう。

    デジタルの世界はとんでもないスピードで進み、融合されることでその速度はさらに加速しています。

    人類が経験したことがないスピードで世界が変わっていく中、オードリーが言う誰も取り残さない幸せな未来を作っていく気があるんだろうか?

    新型コロナの世界的流行、国内では第七波に入り連日過去最高の感染者が確認される中、本書には学ぶべきことは沢山あった。

    自分自身も生涯学ぶことを続けていこう。

    説明
    内容紹介
    話題沸騰!

    台湾がたった7年で「デジタル先進国」に大化けできた納得の理由
    新型コロナも完封した柔軟性

    オードリーは、常にどんな思考回路でいるのか?
    オードリーは、なぜここまで自由に生きられるのか?
    オードリーは、どのように「危機」を加速度的に「チャンス」へと変えたのか?
    オードリーは、ダイバーシティ社会をどう切り開こうとしているのか?
    オードリーは、私たち日本人にとっていったい何を教えてくれるのか?

    台湾が生んだ世界的天才オードリー・タンの言葉から読み解く
    日本人の未来を形づくるヒントの数々!

    ------------------------------------------------------------------------------
    オードリーのインタビューを読み返していると、
    日本政府は本気で国民のほうを向いて政治をする気があるのかと
    疑いたくなってしまう。
    この1年ほど、次々と日本で起こる問題を台湾から見るたびに感じた
    「なぜ台湾ができて、日本はできないのか」というもどかしさの謎解きも、
    本書の重要なポイントのひとつだ。
    今回のコロナ禍を通じて、日本が台湾に学ぶべきものはたくさんある。
    その代表的なものが、政府や社会のデジタル化であり、
    それを象徴する人物がオードリーなのである――「はじめに」より
    ------------------------------------------------------------------------------


    <本書の内容>
    はじめに 〜オードリーの言葉から日本人が学べる未来の姿〜
    ■第1章 「未来」をゼロからつくり上げる独創思考
    ■第2章 「自由」をつかみ取るために必要な共鳴思考
    ■第3章 「危機」を即座にチャンスに変える加速思考
    ■第4章 「能力」を最大限に引き出す多元思考
    ■終 章 オードリー流思考術+台湾的柔軟性=日本の未来サバイバル戦略
    おわりに 〜台湾社会にはたくさんの「オードリー」がいる〜
    出版社からのコメント
    オードリーの、オードリーによる、日本人のための未来へのメッセージ!

    「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に
    1/30、2/20、3/27と異例の連続出演で話題沸騰!

    AI、DXからダイバーシティまで
    「オードリー流デジタル入門」の決定版! !

    「物事を最終的に判断するのは人間であって、AIではありません」
    「デジタルを使える人間だけがDXに取り組んでも、成功はおぼつかない」
    「誰もが多数派に属することもあれば、ときには少数派に属する場合もある」
    などなど
    天才オードリーの言葉から見えてくる日本の進むべき道!

    著者について
    早川友久(はやかわ・ともひさ)
    ライター、翻訳家、李登輝元総統秘書。
    1977年、栃木県足利市生まれ、現在、台湾台北市在住。早稲田大学卒。
    「台湾民主化の父」と呼ばれた故・台湾総統 李登輝の唯一の日本人秘書であり、
    現在も、李登輝の遺志を引き継ぎ財団法人李登輝基金会顧問として日台の外交をサポート。
    オードリー・タン著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)の
    翻訳チームのリーダーとして書籍翻訳を担当。
    著書に、『李登輝 いま本当に伝えたいこと』(ビジネス社)、『総統とわたし』(ウェッジ)がある。

  • IT知識が身につくというよりも、オードリーの社会に対する心構えや課題解決に対する姿勢を知る事ができる。

    心に残ったフレーズもいくつかあり、自分の中で発見があった。

  • 自分は他者に、社会に、どんなことで貢献できるのか…オードリーの行動や思想から自分に置き換えて考えてみた。
    私がオードリーを好きなのは、弱者や少数派も含め、ありとあらゆる考え方や意見を聞き、より良いシステムを圧倒的なスピードで作り上げていく行動力と寛容性にある。台湾は、未完成な部分や詰めていない部分があっても「とりあえず動き出そう」という精神が旺盛で、ダメならやめればいいし、変えるところは「走りながら修正していけば良い」と言うフランクさがある。私の人生後半の合言葉「トライ&エラーの繰り返しで即行動」の規範となる。
    『新しい解決方法を創造するには、古い考え方に対するクリティカル・シンキングに、現代社会に生きる私たちの多くが受け入れられる「共通の価値観」を加えた、未来へのクリエイティブ・シンキングを行うべき。これが「標準的な答え」にとらわれない思考方法』…難しいが、問題解決に向かうには、このオードリーの言葉を忘れずトライしていきたい。

  • オードリータンさんのインタビューを中心に、インタビュアーの著者がいろいろ書いている本。どうせならインタビューそのまま載せて、対談みたいにしてほしかった。著者はどうやら台湾はすばらしい、日本はだめ、みたいな思考がベースにあるようで、黙っとれ、と読みながら思いました。オードリータンさんのことばの部分は★5つ、著者の解釈や解説部分は★1.5

  • ”社会イノベーションとは、
    「みんなの問題は、みんなで助け合い解決する」
    ということです。”

  • 日本ではオードリーのような人は早い段階で矯正されてしまって、活躍するのは難しそう。オードリーはかの有名なマスクマップアプリを作ったのではなく、橋渡しの役割を担ったのだと知ることができた。また、デジタル重視みたいなイメージがあったけれど、デジタル機器が得意でない人を置いてけぼりにしないという姿勢は、得てして、デジタルに強い人が忘れがちな点で、肝に銘じたいと思う。オードリーを指す代名詞が「彼女」でちょっと驚いたけれど、日本語のジェンダー代名詞が時代にそぐわなくなっているということに気付かされた。

  • 柔軟性の高い台湾とオードリーから学ぶべきものが多いと思えた一冊。

  • 信頼する、されるということが大きな変化をもたらす可能性がある。

    我々も、もっと人と私は違うということで終わらず、他人の中から共通項を探す努力がさらなる信頼関係の構築につながるのではないだろうか。

  • ふむ

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼
    https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053193

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著者プロフィール

李登輝元総統秘書。1977年、栃木県足利市生まれ。早稲田大学卒。学生時代、台湾旅行中に台北市長選の選挙応援会場を見学し、そこで金美齢氏(元台湾総統府国策顧問)と出会う。帰国後、「日本李登輝友の会 青年部」を立ち上げ、初代青年部部長に就任。2003年より金美齢事務所の秘書として勤務。07年から台湾留学。台湾大学法律系(法学部)在学中に李登輝チームの一員として活動。12年、李登輝の指名を受け、李登輝総統事務所の秘書に就任。国会議員、官僚、ジャーナリストなど日本人窓口を一手に引き受けるとともに、李登輝の考えや心に触れる日々を送りながら、李登輝関連の取材インタビューや書籍、スピーチ原稿執筆も担当。李登輝が最も信頼する秘書となる。現在、台湾台北市在住。

「2021年 『オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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