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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828830810
感想・レビュー・書評
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◆「死骸盗人」「ねじけジャネット」「びんの子鬼」「宿なし女」「声の島」「トッド・ラプレイクの話」「マーカイム」の7篇収録。訳:河田智雄◆悪魔や魔法使い、不思議な力を持つ人間に非ざるもののゾッとするお話。スティーヴンソンは語りの名手だと改めて思う。読んでいるのに暗い場所で怪談を聴いているようだ。スコットランドや南の島の風土描写に漂う異国情緒が異世界への橋渡しの効果をあげている。◆「びんの子鬼」と「声の島」が好き。「びんの子鬼」は何度読んでも主人公とともに絶望し、後味の悪くない落ちのつけ方の上手さに舌を巻く。
◆ねじけた悪魔を描く「ねじけジャネット」や「トッド・ラプレイクの話」も民話っぽくて結構好き。
【2013/10/04】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジキルとハイドで有名な作者の7つの短篇。傑作と名高い「ねじけジャネット」は確かに不気味な良作だったけど、自分が好きなのは「びんの小鬼」。びんの中の悪魔が願い叶えてくれるけど、他人にびんを売らないと代償は地獄行きという作品。これは最後まで展開読めず楽しい。
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