月の舞姫―モンスター・コレクション短編集 (富士見ファンタジア文庫 95-14 モンスター・コレクション短編集)
- KADOKAWA(富士見書房) (2001年9月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829113776
作品紹介・あらすじ
見下ろすと、二本の足が揺れている。自分の足-その下には白い雲。「いつ降ろしてくれるのかな?」「あたしたちの巣についたらだよ」頭上では半人半鳥の美女が僕の肩をつかみ、猛々しく羽根を振り下ろす。今、僕は空を舞っている。ハーピィに連れ去られてしまったのだ。何でも彼らの秘舞『月明かりの鼓舞』に曲を作って欲しいらしい。そりゃあ、僕は(三流の)吟遊詩人だけど、こいつら人を食うって噂だし…。あっ、宙返りはやめろ!「あんた、自分の立場が分かってんのかい?」あぁ、僕の運命はどうなってしまうのだろう…。遙か遠く、六門世界に語り継がれる三つの"伝説"。モンスターたちの知られざる一面を暴く、モンコレ短編集第三弾。
感想・レビュー・書評
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収録作品は以下の3篇
月の舞姫 三田誠
赤に抱かれて 小川楽喜
放浪王の帰還 安田均
いたずらに自らを卑下し、ただ諦め、逃げてしまっていては、なにも始まらない。
自らを認め、自らの足で立ち、自らを信じる。
良きにしろ、悪きにしろ、悔いが残らないよう。
………
こだわりつづけていたのは、勝手に自らの指を重くしていたのは、
誰よりも私だったのではないか。
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