我が館にさまよえ虚像: 魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫 40-35)
- KADOKAWA(富士見書房) (2002年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829114162
作品紹介・あらすじ
油断したくないんだょ。なにか、でっかい罠にはまっちまいそうな気がするんだ。テイッシが死んだと、ダミアン・ルーウはいっているが。俺にはどうしても信じられない。それに-。「家族が3人そろう」イールギットの最期の言葉も気になる。いったい、この最接近領でなにが起きているっていうんだ?白い魔術士ダミアンに黒い聖服の男。まともにやり合ったら、無事ではすまない連中が相手だ。だが。なにができるかは問題じゃねぇ。俺は俺のできることをするだけだ!言語道断の猛虎原爆固めファンタジー、第18弾。
感想・レビュー・書評
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中学の時はまっていたオーフェンシリーズ。
最終局面から長いこと積読になっていたのを、今日で解凍。
本当に久々で、キャラや背後関係覚えてるかなーと心配になったが、読んでみれば問題なし。ややこしいところはオーフェンの説明があったので助かった。
前回までにクリーオウはレキのことで得体の知れない領主と取引して、マジクは自分の魔術師としての素質云々をきっかけにオーフェンと反りが合わなくなってたんだっけな。
その流れで領主側に付いたふたりの様子が、オーフェンの目には洗脳されてるかのように映る。そのへんの描写が怖くもあり面白かった。
ロッテーシャはたぶん昔読んでた時も苦手なタイプだったと思うんだけど、今回もだめだなー。あんまり感情移入できないや。
領主側にふたりが洗脳されてると思ったオーフェンが食堂で喧嘩売るシーンで、泣きだしたクリーオウをロッテーシャが庇うんだけども、ここでオーフェンを睨むのが!人を悪者にするのがうまい女だなーと。
でも正体(のとっかかり)にはびっくりした。
最接近領の領主としてそういう存在がいるなら、聖域側にもそういう存在がいるという対の関係なのかな。そうでもないのかな。
そして姿を現したコルゴン、ティッシ、アザリー。
チャイルドマン教室の3人。
3人はやっぱり強い!何が起きるのかわくわくする。
昔と今とは、戦闘シーンに対しての読む姿勢が変わったみたいだ。「寸打」の描写や「呼吸を練る」という表現、行動についてまわるリスクの描写が面白かった。
最終回の上下巻も楽しみ。
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オーフェンシリーズ。話のテンポがいいのと、キャラが好きだった。世界観もいい。
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全巻買ってるはずなのに散逸
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第十八弾。
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ロッテーシャにあんな役回りがあろうとは。オーフェンのマジクへの「いいか、お前は行く---だが、いつもどってきてもいい。分かったか。」が好きです。