愛と哀しみのエスパーマン (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 74
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829117620

作品紹介・あらすじ

クラスメートにこっぴどく振られたことがきっかけで超能力に目覚めてしまった王子悟。それ以来、自称喜びのエスパーマンこと金郷地小五郎から、エスパー戦隊に入れとしつこく迫られるは、突如として世界征服を狙う悪の組織が現れるはで、平平凡々だった悟の日常は一変。「哀しみのエスパーマンは哀しみによって力を発揮する。さあ哀しめ」。「いーやーでーすー」。とかなんとかいいながら、金郷地にのせられてエスパー戦隊として働く悟に明るい未来はやってくるのか!?秋田禎信がゆる〜く贈る問題作!ついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • よくあるちょっと非日常系コメディ、ラブ少な目。
    ちょっと超能力にめざめたり、ちょっと世界征服にめざめたり、ちょっと思いこみ過ぎたり。
    秋田禎信によくある、思い込み系人間のすれ違い掛け合いの連続は読んでいて楽しい。
    気に入ったフレーズはこれ。
    (しまった。やる気出して盛り上がり過ぎた。哀しくないから力が出ない。)

  • エスパーマンたちのよくわからない戦いの話。
    リズムに任せてあまり深く考えずに読むのが吉か。

  • (ストーリー)
     フラれたショックで 超能力に目覚めた王子悟。彼は、気分がマイナスになると超能力パワーが増してくる哀しみのエスパーマンになっていた。エスパー戦隊にはいれ、としつこく迫る金郷地小五郎の魔の手から逃れていると、いきなり<悪の組織>から攻撃を受けてしまう。前向きの気分になったら超能力が使えない、悟の未来はどっちだ。
    (感想)
    はっきり言って、ギャグなので、まともに読む気がしないという作品でした(笑)
     しっかし、よくこんな設定思いつくね~。
     こんな文章が印象的。
     (引用開始)
     大変だぞーそんな人の笑顔なんてものを背負い込むのは。くっついたらハッピーとかそんな甘いもんでもないぞー。そんだけの覚悟を長く持続するのはもっと大変だぞー。責任がどうして生じるかってーと、幸せを続けるためじゃないか。そんなの誰にだってわかってるはずで。
    (引用終わり)
     なかなか単純に「ハッピーエンド」にならないところが、この富士見ファンタジアレーベルの特徴なんでしょうねえ。

  • オーフェンほどではないが面白い。ついでに言うと美人が多い

  • 「ゆるーい問題作」なんだそうなんですが、秋田禎信お得意の不条理ギャグが炸裂した一冊です。終わりの不条理さも秋田禎信っぽいと思います。評価は分かれると思いますが、バカSFが好きな人は楽しめると思います。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』でファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。「魔術士オーフェン」シリーズが累計1000万部を超える大ヒットとなり、ライトノベル作家として活躍を続ける。一方、一般文芸、アニメノベライズ、PCゲームの脚本などにも活動の場を広げている。その他の著書に『機械の仮病』『虐殺機イクシアント』「巡ル結魂者」シリーズなどがある。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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