鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-1)
- KADOKAWA(富士見書房) (2006年3月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829118030
作品紹介・あらすじ
大地の実りから見捨てられた世界。異形の汚染獣たちが都市の周りを闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する"自律型移動都市"で暮らす。その中の一つ、学園都市ツェルニの新入生レイフォンは一般科の学生だったが、入学式の騒動で生徒会長に才能を見抜かれ、武芸科へ転科するはめになる。ツェルニでも汚染獣からの攻撃に備え、選択された者たちが自衛小隊を組んでいた。そのまま勝ち気な少女・ニーナの小隊に配属されるレイフォン。しかし彼には剣を持てない理由があった…。戦いを捨てた少年が、ひとりの少女と出会い-奇跡を生む。史上最強の学園アクション・ファンタジーが開幕。
感想・レビュー・書評
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主人公のヘタレ具合に、ぐずぐずしてんじゃねぇ! と叱咤したくなる(笑)
でも同時にヒロインが皆さん強いので、その調子で主人公をガツンガツン引っ張ってやって…!! と思ってしまいます(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レギオスという外の汚染された世界から隔離された所で住む人々。人や汚染獣と戦っていくアクションストーリー。今後のストーリーもとても楽しみ!
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がっつりアクション。読みやすくて、面白い。
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ライトノベル
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舞台は学園都市で、主人公には実は隠された力があって、過去に秘められた罪を背負っていて、でも人を助けるために真っ先に動いてしまうお人よしで、もうそれだけで100点満点だよね。「そういうの見たことある」ではなくて「そういうのでいいんだ」ってね。ピンチに颯爽と現れてとんでもない力で事態を収束させるラストはラノベでは定番だけど熱い。
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☆4.5
汚染された世界を移動し続ける都市の中で生きる学生達の話。
天賦の才能を持ちながらもその使い方を誤り、故郷を追放された主人公レイフォン。
目的や夢を持たずに向かった場所は学園都市。
そこで出会った自分とは違う輝きを持った学生達との違いに苦悩しながらも幼馴染や仲間に背中を押され目的を見つけようと進んで行く。 -
バトルもののライトノベルとして、かなりいい味を出していると思うが、展開の遅さと本筋にさほど関りのない恋模様、度々挟まれる番外編の短編集や際限なく重なる巻数に辟易、15巻にて購読を放棄。
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大地が汚染され、生身で生活することが不可能になった時代。人々は自律移動する巨大な都市(レギオス)の上で生活していた。
レギオスには様々なタイプが存在する。物語の舞台となるのは、学生のみで構成された学園都市、ツェルニ。
わけあり主人公のレイフォンがそこへ新入生として入学するところから、物語は始まる。とそんなお話。
以前から気になっていたライトノベルの金字塔のひとつ?
アニメ化もされた人気タイトルだが、読むのは今回が初めてとなる。
さすがに、人気のある長編ライトノベルらしく、地の文が骨太でしっかりしていて安定感がある。
そこらの木っ端ライトノベルが根の細い草だとするなら、こちらはどっしりと太い根を下ろす大木をイメージさせる。そんな安定感。
(必ずしも草が木に劣るとは思わないが、木には草にない魅力がある)
内容的には、実力を隠しているが本当は強い主人公が、周りに流されながら悩んだりバトルしたりしながら♀キャラとイベントを積み重ねるという、まあよくあるタイプ。
主人公が実力を隠す理由がしょっぱかったり、似たような境遇のサブヒロインの心理描写が曖昧だったりと気になるところはあったが、おおむね、穴の少ない良質なライトノベルだと感じた。
「実力を隠すと決めたんなら中途半端に力を見せたりすんなよ」とイラッとする場面もあったが、そんな読者の不満を作中のキャラクターが言葉にして主人公に突きつけるシーンが印象的だった。
読者の感じる不満を、作中で形にする。大事なことだが、それができない作品の方が多い。そこが好印象。
ただ、主人公の真の実力があまりにも桁違いすぎて、最後は正直どっちらけ。
まだ第一巻なのでなんとも言えないし、安定感以上のプラスアルファ、想像を上回る意外性などは感じなかったので過度の期待はできないかもしれないが、続巻にも期待したい。
なんといっても、かなりの長編だから、好みにさえ合えば幸せな時間を提供してくれる、かも知れない。
期待感込みで★4(本編の内容のみなら3かな) -
一回読むだけじゃ少し難しかったけど、続刊を読んでからもう一度読むと楽しさが増した