幻想封歌 (富士見ファンタジア文庫 32-1 メルヴィ&カシム 1)
- KADOKAWA(富士見書房) (1991年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829123911
作品紹介・あらすじ
おれの名はカシム。魔法使いの弟子だ。-というのは名ばかりで、魔法なんか教えてもらったことがない。ていのいい家政夫がわりだ。おれの師匠のメルヴィは、顔は良いけど性格に問題のある人で、見栄っ張りの意地っ張り、怠け者の浪費家、口は悪いが手も早い。しかも、たまにしかこない仕事の依頼を、その巨大な魔法の破壊力でことごとく失敗させてしまうという、悪名高い魔法使いだ。おれの苦労と貧乏の種はつきない-。そんなおれたち師弟が、大いなる力を秘めたをめぐる、とんでもない事件にまきこまれた…。ファンタジア長編小説大賞佳作受賞者の華麗なるデビュー長編。
感想・レビュー・書評
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メルヴィ&カシム シリーズ1巻
黙っていれば貴公子のようなイケメン魔法使いは
喧嘩早くて、毒舌で、
弟子のカシムは苦労ばかり…
といいつつ、どんどん深みにハマる物語
悲しみやちょっと心がホッとするエピソードを交えつつ、まさかのどんでん返し
平成3年発売ったいうから、
今から26年前!
でも、まったく色褪せず、
きっぱり面白かった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
** 冴木忍の長編。メルヴィ&カシムシリーズ **
悪名高い魔法使いメルヴィとその弟子カシムは、古代帝国の宝を巡る事件に巻き込まれる。力を求める者と、力に振り回される者、力に負ける者。その弱さと悲しみと後悔。それでも哀しいだけではない物語。 -
たぶん、もう新刊なんて出ないだろうなぁ…このシリーズは大好き。
てか、やっぱ画像ないのね。 -
やっぱり主人公は不幸な境遇。
強大な力を持つことと幸せはイコールだろうか?って話。 -
破壊神と呼ばれる強力魔術師と弟子の物語。シリアスな世界に心打たれる場面あり、と思うと笑わせてもらえる場面あり。読み易いです。