キミが誘う境界線１ そのナマクラはよく斬れる (富士見ファンタジア文庫 や 2-2-1)

著者 : 八街歩

• 富士見書房 (2011年5月20日発売)

作品紹介・あらすじ

『気ニ入ランガ…ヤムヲエン…コノ子ヲ、護レ…』巨大な九十九神から、刀を抱いて眠る少女ヨミを託され、ジンは猛烈に後悔していた。いやいやながらも久々に現場に連れてこられてみれば、倒すべき相手から厄介ごとを押しつけられたのである。しかも、これはなかなかにヤバイ-。直感がそう告げていたが、見捨てるという選択肢は最初に却下した。それが、ジンのその後の人生を大きく変えることになるとはしらず…。ヨミの持つ刀を狙い、最凶の人斬り集団"斯界の剣轟"が迫る。異能と超科学が交差する、ソードファンタジー開幕。

感想・レビュー・書評

[柳。さんの感想 · 2013年1月8日]

タイトル買い。して失敗。
やっぱり中身はちゃんと確認してから買わないとダメね…。

とにかく文章がくどくて、読み難い。
描写も同じようなのが何回も出てくるので非常にツラかったです…。
挫折しかけた。

主人公も他のキャラも全くキャラがつかめず、
組織の目的も良くわからず、
ボンクラ主人公が実は「霊王」とかいう、ほとんど不死身で無敵☆な人だったと何の伏線もなく突然出てきて、怪我した以外は特に苦労することもなく終わった感満載。

新人作家さんのデビュー作？って思って読んでたら全然そんなことなくて結構出されてる方でした。
回収されてない伏線も残ってるし、あとは次巻でね！って感じだけど、続きはもういいやー；

[かりおんさんの感想 · 2011年10月29日]

それなりに面白かったよ．
伝説の刀鍛冶の最後の刀を巡る争いですね．
世界を影から護る組織，セメタリーと
争い大好きな組織，剣轟
そして組織の裏切り者の三竦みの争奪戦．
セメタリーのゴクツブシと呼ばれる男が頑張ります．

最初，なんとなく異世界モノのファンタジーかと思ってたんで
ペットボトルがある事に驚いたのはヒミツです．
というか，最初に「某県南部」とか書いてるのに…．
これが雰囲気で読んでる事の弊害かもしれんなぁ．
導入をナナメ読みしてるからこういう安易な勘違いを起こしちゃうわけで．

成績も最下位で自堕落なゴクツブシのジンが
お節介なチームメイトに騙されて任務に参加させられるとかはお約束ですね．
「伝説の勇者の伝説」みたいな？

それなりに面白かったよ．

著者プロフィール

2003年「オラが村ぁ平和 ‐世界の願いの集う場所‐」で第15回ファンタジア長編小説大賞で努力賞を受賞。代表作に「バーガント反英雄譚」シリーズがある。

「2017年 『バーサス・フェアリーテイル2 ―バッドエンドな運命のヒロインを救い出せ― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」