ダブルクロス・リプレイ・エクソダス(3) 懐かしきデイリーライフ (富士見ドラゴンブック 19-17)
- 富士見書房 (2009年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829145524
作品紹介・あらすじ
最凶の敵・マスターファントムを倒した真也たち一行。しかし、その戦闘の代償はあまりにも大きかった…。ジャーム化し、暴走する真也。それを食い止めようと苦悩する仲間たち。そして、彼らの前に立ちはだかるのは、倒したはずのマスターファントム!!真也の力を使って引き起こそうとする世界の危機とは!?真也を取り戻し、地球を救うため、マスターファントムに立ち向かって行くエミリアたち。彼らの旅の結末をとくとご覧あれ。日常への脱出を描く、衝撃と感動のシリーズ最終巻。
感想・レビュー・書評
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シリーズ完結編。前作でジャーム化したPC1を上手くシナリオに組み込んだ作品。
アイディアは面白いが、少し世界を広げすぎの感があり、スケールが大きすぎてイメージするのが大変。実際のプレイをイメージしながら読めるかがリプレイの鍵なのだが、そういった意味では玄人向け。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前巻の衝撃から、もだもだと待ってた第3巻。そして最終巻。
このシリーズのヒロインは、やっぱりエミリアですね。
この巻では完全に、エミリアがヒーローポジションにいます。
そして、ヒロインポジションが真也・笑
ジャームになってしまった真也をどうするのか、それにはらはらしましたが。
この結末は良かった、と思います。……日常に帰れなくても、新たな日常は作れる。
そう、私も信じたいと思います。
内容にあまり触れないようにしつつ。
エミリアの葛藤や、「私が全部いけないんだ」という罪悪感や仲間を失う事への恐怖感の、
ロールプレイが凄かったです。つーか泣いたよ。
あと、暴走するジャーム・真也の迫力。息子を救うことを諦めず、諦められずに苦悩する両親。
息子を止めたくて、けれど戦うことは出来ない父親。この辺の葛藤が、もう涙腺やばくなりましたよ。
そして。ちょこちょこと顔を出す、過去シリーズのキャラが!!!
まさか、隼人と椿に会えるとは思いませんでしたよ。
……薫さんは、くるかくるかくるか、来たーー・爆笑
でしたが。
とにかく。面白かったです。
次に出るダブルクロスは、ジパングかな。楽しみだけど、落差凄いな。
とりあえず、オリジン→アライブ→ゆにばーさる、と読み返してきます。
(ゆにばーさるもなのか。隼人に会いたいんだから良いのです)