平井骸惚此中ニ有リ 其3 (富士見ミステリー文庫 55-3)
- KADOKAWA(富士見書房) (2004年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829162743
作品紹介・あらすじ
残暑厳しい帝都。探偵作家・平井骸惚宅を訪れた妙齢の美女。「太一ちゃん、忘れちゃったの?私のことお嫁さんにしてくれるって、約束したじゃない」それが、この度の事件の幕開けでした-。大正十二年。骸惚先生の弟子である河上くんのもとにやってきた、郷里の幼なじみである翠子。子供の頃した結婚の約束を果たしてもらいにきた、と骸惚先生宅に居座る翠子。慌てふためきつつも幼なじみとの久々の再会に喜ぶ河上くんでしたが、突然現れた翠子に不審なものを感じた涼嬢は、河上くんに忠告。二人は対立してしまうのです。そんな中、貿易商・新井家の養女が何者かにさらわれ、屋敷を窺っていた翠子が犯人として捕らわれの身に-。涼嬢の協力も見込めない、骸惚先生も頼れない、たった一人で幼なじみの濡れ衣をはらすために立ち上がる河上くんでありましたが-。本格推理譚第三弾。
感想・レビュー・書評
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河上くんに許嫁が現れて、さてどうなる。と言ったところからスタートする本編。
個人的には毎回毎回、骸惚先生夫人の澄さんが可愛らしくてつい注目してしまいます。
このお話の中で明かされる、骸惚先生のペンネームがどうして「骸惚」なのか。それもとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
潑子が相変わらず可愛い。幼いながらも聡明!
涼ちゃんより好きやなあ。
潑子を応援しております -
撥子ちゃん頭角を表す。澄夫人も好きなのです。
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だんだん涼さんが可愛くなってるよ。
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河上くんの幼馴染で結婚の約束をしていたという女の人が押しかけてくる話(笑)「わたくしたちの娘は負けたりしませんとも」といいきる澄夫人に乾杯。そして撥子嬢の意外な推理力にも乾杯。前から思ってたけど河上くんより撥子嬢のほうが探偵の才能あるんj(強制終了)そして毎度のことながら涼嬢も撥子嬢もかわいいなあ…。特に涼嬢は可愛さの中に強かさを備えられていて末恐ろしい事この上ないです(笑)
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太一の幼馴染の登場。涼ピンチか?そんな中、事件が起こる。
今回は謎解きも充分凝っていてよかったです。
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独特の語り口調。平井姉妹が可愛い。
諸々の謎については、簡単に結論が出せるけども、多少手が込んでいたりもする。