僕らA.I. (富士見ミステリー文庫 65-1)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 45
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162781

作品紹介・あらすじ

夏休みを前にした終業式の日、僕はテトラポッドの上で目ざめた。なぜか数時間前からの記憶が消えている。これは一体どういうことなんだ?-人工島の住宅地。沖合には十数年前に閉鎖された工場が寂しく浮かんでいる。僕は姉のリリコ、妹のイクミとの三人暮らしだ。この日を境に妹が「父さま!」と叫びながら僕の胸へ飛びこんできたり、姉が下着姿で僕のベッドへ潜りこんでくるようになったり。どうやら僕ら三人には共通の異変が起きており、その異変は沖合の廃工場と関係しているらしい。やがて「新たな少女の人格」の存在が、そして家族の過去と血にまつわる秘密が明らかになり-。すべての家族、そして儚き愛情を抱く人々に捧げるミステリアス・ラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • SF/ファンタジー/ミステリー
    数年ぶりの再読。
    非常に淡々とした文章。
    内容もライトノベルとしては地味。
    作者が描きたかったことは、あとがきに集約されるのだろう。
    人生で最も印象的なあとがき。

  • 悪くない評価なので読んでみましたが、物足りなさを感じる。まず文章が淡々としすぎている。「作られた者」と言うことでわざとそうしているのかもしれないが、そう思うと逆にわざとらしく感じて意味が無い。あとテーマである「意識」の話についてもまったく掘り下げていない。単にシステムを用意して、その中での人物の葛藤を楽しむことなら、ファンタジーと同じ。ただファンタジーにしては地味、と言うことになる。興味を引く内容だけに惜しい。

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著者プロフィール

川上 亮 Ryo Kawakami
『並列バイオ』で第10回ファンタジア長編小説大賞・審査員特別賞を受賞(秋口ぎぐる名義)。
『ラヴ☆アタック!』で第1回角川エンタテインメントNEXT賞を受賞。
執筆活動のほか、カードゲーム『キャット&チョコレート』シリーズ等の制作も行う。www.cosaic.co.jp"

「2020年 『人狼ゲーム デスゲームの運営人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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