かくてアダムの死を禁ず (富士見ミステリー文庫 66-8 夜想譚グリモアリス 1)
- KADOKAWA(富士見書房) (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829163856
作品紹介・あらすじ
大罪を犯せし者、人界の法にて裁かれざるとき、とこしえの深淵より其はきたるべし-。(何が何でも守ってみせるさ。僕が、必ず…)桃原グループの御曹司・桃原誓護は、妹・祈祝とともに両親の墓所で決意する。憎むべき叔父との対決、そして最愛の妹・いのりを命懸けで守ることを-。しかし、極度のシスコンでナルシストな美少年・誓護には、永遠に隠さねばならない秘密があった…。そんな誓護たちは、対決場所の修道院で不思議な黒い霧に包まれる。そこに突然、教誨師・アコニットと名乗る謎の少女が現れた!!いったいなぜ彼女は現れたのか?彼女の正体は?そして誓護は、無事に妹との平和な暮らしを取り戻せるのか!?海冬レイジが新たに紡ぎ出す、読み出したら止まらないスリリングなネオ幻想奇譚登場。
感想・レビュー・書評
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シスコン主人公の頭脳戦が強いシリーズ
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親が死んだ修道院にて、叔父を待って
話をつけるだけ、だった。
それが突如、空間の閉じた世界に。
ある意味、密室状態? で、昔起こった殺人犯を探す事に。
手掛かりは、見えた映像と推理力のみ。
確かに、不思議な力を使えるのが前提なら
まだるっこしいやり方です。
とりあえず、主人公のシスコンっぷりが素晴らしい。
妹がかかるとチート状態です。
普通ならば…まぁ普通の人、やも?
最後の人物落ちにびっくりですが、あれが偽物なら
確かに本物がいるはずで…。
2時間ドラマもびっくり、の展開です。
ちょっと、説明文というか淡々というか
読んでいて飽きてくる感じです。 -
ファンタジー小説ではあるが、ちょっとした推理ものでもある作品であり、独特の世界観とキャラクター達が特徴である。
中でも主人公のある特徴が読んでいて面白いww 個人的には一番のお気に入り小説である。 -
設定が地獄少女みたいですが、
あっちのように罪を地獄に流すではなく、
探偵ミステリーものになってるのがワナです。 -
やっと!ついに!!レイジさんの新連載!!!どれだけ待ったか…今回のはバクトとはこれまた違った雰囲気で素敵です。ファンタジー入ってます。主人公のシスコンっぷりに惚れました。笑