ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫 16-21)
- 富士見書房 (2009年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829164143
作品紹介・あらすじ
「有馬君は一年前に死んでいたはずだった」病院へ駆けつけた健一は、刻也の言葉を信じることなど出来なかった。「…死?」その単語だけが健一の心に残った。冴子とは毎日のように一緒に寝ていた。他の誰よりも自分は冴子と話をしていたはず。そのせいで現実と齟齬があるのを感じずにはいられない。やがて、病室にひとり招かれた健一は冴子と面会し、彼女の思いを聞くうち『誰とでも寝る女』の真相に気づく。が、時既に遅く、冴子は最後のお願いをしてこの世を去る-。しかし別れはそれだけではなかった。綾も13階から出て行くことを心に決めていたのだ。時を同じくして、刻也もある決心をしていた…。健一の失われた恋愛を探求する物語、感動のフィナーレ!完結記念の後日談もどうぞ。
感想・レビュー・書評
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9784829164143 253p 2009・3・25 初版
内容が1巻からとんでもないので、好き嫌いがはっきりするかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これにてシリーズ完結。
前巻末に倒れた冴子は実は一年前に死んでてもおかしくない病気だったのだが、その奇跡が唐突に終了しその最後を看取った健一。
冴子を失ったショックで寝込む健一を最後に救い出すのはやはり千夜子で。
エピローグで13階の人々と再会するお膳立てをしたのも千夜子だったりと、流されまくりなダメ主人公を支えるには大きな包容力があるヒロインじゃないとだめだよねぇ・・と改めて思ってみたり。
後日談で冴子の墓参りの場でばったり出会う健一と蛍子。そこで二人目の子供が欲しいからお察しくださいな話になるのはやはりROOM NO.1301 だな。ということで。 -
後日談がnice過ぎるw