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- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829173183
感想・レビュー・書評
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秀吉の中国大返しから関ヶ原敗戦、八丈島流刑までの宇喜多家の栄枯盛衰。前当主直家が亡くなり重臣達は秀吉の庇護の下幼君秀家を盛り立てる。秀吉が天下統一しロイヤルファミリーの一員として社交場で贅を尽くす秀家。その負担を受ける地元家臣団達との軋轢それに加えて備前法華宗と伏見在番の切支丹の対立。秀吉の生前は何とか均衡を保っていたが秀吉の死と共に一気に表面化する。そこに家康が介入して宇喜多家家臣団の分裂を図る。ここまでは良かったのだがいきなり関ヶ原敗戦、八丈島流刑と一気に終わってしまった感があったのでもう少しこの辺りを詳しく描いてほしかった。宇喜多家の内情がよくわかる良い作品でした。
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秀家を取り巻く人たちの話。
お豪を妻にして以降、秀家が秀吉との親を深めていくのと反対に、それまで同じ方向を向いている訳ではないけど結束が固かった家臣たちの、微妙なズレが生まれて、徐々に蝕まれていくあたりがなかなか面白いです。 -
秀家の重臣視点の小説。主君やその側近たちとの思想のズレから例の宇喜多騒動にいたるまでの経過がメイン、といってもいいかも
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宇喜多家家臣たちの視点で書かれた秀家の本。
これを読んで秀家世代にもはまりました。
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