柔道投技の骨組み 内股編

著者 : 藪根敏和

• 不昧堂出版 (2005年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ichiro.marinersさんの感想 · 2018年10月23日]

内股のみにスポットを当て、その技術に深い洞察を施すような本が今まであっただろうか。本書は、その意味のみにおいても非常にユニークである。と同時に、試技者に加速度計などをつけ、物理的、科学的に内股を解析する姿勢は非常にエクセレント。また、統計的手段を用い、どのような技が実践において優れているのかという問いにも答えている。本当に素晴らしい本である。ただ残念なことに、印刷がいただけない。やはりカラーの連続写真じゃないとかなり見づらい。