アメリカはアジアに介入するな!

  • 芙蓉書房出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829503614

作品紹介・あらすじ

日米開戦直前に、アメリカの対アジア外交姿勢を厳しく批判した論稿(1937

感想・レビュー・書評

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  • ラルフ・タウンゼントは「暗黒大陸中国の真実」で有名だが、この本はその後の著作集である。当時の米国の新聞のコピー等が載っており、猛烈な左翼のプロパガンダがあったことが伺われる。最近になり、日米戦争はロシア共産党の陰謀との説が出てきたが、頷けるものがある。彼は特に親日であったわけではなく、客観的に状況を見極めていた訳だが、戦争が始まった後に投獄されている。日米戦争を起こしたい大きな勢力は存在したのであり、やはり避けられなかったのか、とか思ってしまう。

  • 日中戦争時にアメリカでどのように日本が悪い国家としてみなされるようになったかがわかる。
    戦争に誘導することを目的としたアジテーターが反日プロパガンダを繰り広げ、いかに根拠のない報道が行われたことがわかる貴重な資料。
    タウンゼント氏は、アメリカにアジアに介入しないで中立を貫くように主張をしている。
    多くの日本人に知ってもらいたい歴史の真実である。

  • アメリカが対日戦争へ向けて世論を動かす手順が解る。これが白人のやり方だ。

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著者プロフィール

(Ralph Townsend 1900-1976)
アングロサクソン系アメリカ人。コロンビア大学卒。新聞記者、コロンビア大学英文科教師を経て国務省に入る。1931年上海副領事として中国に渡る。満州事変に伴う第一次上海事変を体験。その後福建省の副領事として赴任。1933年初めに帰国。外交官を辞め、大学講師のかたわら著述と講演活動に専念。親日派の言論を展開したため、真珠湾攻撃後は1年間投獄される。6冊の著作すべてに極東アジアに関する鋭い知見を披露している。

「2020年 『続 暗黒大陸中国の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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