裏切りの薔薇 (プラチナ文庫 アリス)

著者 : 犬飼のの

• フランス書院 (2010年3月10日発売)

感想・レビュー・書評

[sakura4459さんの感想 · 2014年6月25日]

前半甘っちょろい王子様かと思われたが後半は甘いながらも男前な行動でした。
袋とじ付ですが本編の中の一日の出来事でした。

[野々さんの感想 · 2014年5月31日]

ファンタジーで耽美な世界観です。
兄王に国を追われた弟王子が、投獄されてた牢で出会った
神父に恋をし、相思相愛だと思ってたら、実は相手は
神父なんかじゃなく、国に虐げられてた植民地の
マフィアファミリーの頭でした。
神父になって王子に近づいたのは、祖国を統一し、
今より一層厳しい扱いをしようとする兄王を弑して
弟王子を王としてまつりあげる為だったというネタ。

作り込まれた世界観に政治的な話、その中に何だか
もの凄く耽美な世界が広がっていて、BLを読んでる気が
あまりしなかったです。
派手めな桃色シーンが随所に入ってますが、これがある
からBLだったと思い出す、というような感じです。

本当は王子が好きなのに、裏腹な態度を取ったり……
というのは良くあるネタなんですが、無意味に殴る蹴る
の暴行を加えまくる様子は、本当にDVみたいで気分が
悪くなってしまったので評価は辛めです。
そんだけボコっておきながら、案外軽く態度を翻して
今度はあまあまになっていったりと……。
何だか本の厚みの割には攻の心の動きが急すぎて、
恋愛面をもう少し強化して欲しかったです。

世界観は◎なだけに、設定負けの感があり残念。
挿絵はもの凄く綺麗でこれまた耽美。

[cafeinnさんの感想 · 2011年3月22日]

ジャケ買いしたけど濡れ場が結構いい感じだった。ただちょっと擬音がまぬけかな

最初は少し苦手だったけど後半はけっこうよかったです

著者プロフィール

『不夜城のシンデレラ』がホワイトハート初作品。
現代ものからファンタジーまで幅広いジャンルを書き分ける。
竹書房、プランタン出版などで活躍。

「2013年 『料理男子の愛情レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」