人形姫☆求婚物語 (ティアラ文庫)

著者 : 永谷圓さくら

• プランタン出版 (2013年10月20日発売)

作品紹介・あらすじ

白い肌に銀色の髪、青い瞳が人形のように美しい少女カティア。アラブの富豪アシュラフに見初められ、彼のお屋敷へ！　召使いになる運命だと思ったら、寡黙なご主人様に気に入られて――。「傍にいるだけでいい。お前はもう私の妻なんだ」夜は優しく抱かれ、旦那様にすべてを捧げ……。甘々な日々のなか、身分差とあまりの贅沢を気にしていると、アシュラフから意外な贈り物が――？

感想・レビュー・書評

[ひらがねんさんの感想 · 2015年11月21日]

買われた奴隷、というとダークなイメージをいだかれるかもしれませんが…。
あとがきの通りでもう馬鹿っぷるの甘々イチャラブものです（笑）
お互いの価値観がまるで違って、しかもヒーロー、ヒロインともに普通の人間の感覚ではありませんから、この設定もうまいと思いました。普通の人間の物語なんてつまらないですしね。
それでも愛があればなんとかなるという…。
ブクログの評価は低いようですが、私はこの本大好きです。

[うらこさんの感想 · 2014年1月17日]

うーん、タイトルの「人形姫」っていう感じが全然しなかったです。
ちゃんと動いているし、よく食べるし。

それより、主人公のカティアがアシュラフに見初められたってのが違和感がありました。カティアの父は誰だか分からないけど貴族だって設定だったんで、アシュラフがカティアの父を知っていて、父絡みでカティアが貴族の娘と認められるのかと思ったら、最後まで父は誰？って感じで終わっちゃいました。

なにより、確かに娼館生まれではありますけど、いつまでもだって娼館、だって娼館・・・・って繰り返されると卑屈な感じがして、途中読むのがしんどくなりました。幼いってのと現実におきた幸福を信じられないのかもしれないですけど、繰り返し過ぎだと思いました。