宮廷舞踏会のシンデレラ: 王子様と秘めやかなレッスンを (ティアラ文庫)
- プランタン出版 (2013年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829666777
作品紹介・あらすじ
なぜ私に招待状が……。王宮の舞踏会に招かれた没落貴族の令嬢エレン。きらびやかな宮廷で素敵な王子様に気に入られ、ダンス教師に指名されてしまう。「あなたの感じてる顔も見てみたいな」耳を、胸をくすぐる唇。甘く肌を吸われると身体から力が抜け――。私を招いてくれたのは彼なの? 秘め事に蕩けつつ、気になるのは王子の本心。不安を感じ始めた時、熱烈な求婚の言葉が!?
感想・レビュー・書評
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爵位を失いかけている伯爵家の一人娘エレンと、王国の次期王である王子ジェラルドとの甘いシンデレラストーリーです。
二人の出会いも、宮廷舞踏会でお互い名前を偽ってというもので、ロマンチックです。
頻繁に出てくるダンスシーンがきらびやかです。
特に、奏者もいない所でたった二人きりダンスを楽しむ場面は、とても弾んでいながら甘い空気でどきどきさせられます。
ダンスが得意なエレンが家庭教師として王宮で王子にダンスレッスンをするシーンでは、エレンの心境が切ないためまた別の意味でどきどきします。
ヒロインより2歳年下の王子ジェラルドは、少年のようにまっすぐな言動をする一方、なかなか計算高いヒーローです。
ラブシーンでも変わらずまっすぐな言動で、躊躇いもなく直接的な表現をすることでもエレンにちょっと意地悪をします。
ヒロインが王子に転がされている様子は、少しハラハラしつつも楽しめました。
ヒロイン目線が軸となり物語が進んでいきますが、時々合間にヒーロー目線でのお話も入るので、こちらが焦らされることなく王子の心境も分かって良かったです。
脇役ではあるものの、エレンのお世話係のローナも明るく可愛らしい侍女で、物語の合間に癒されます。 -
【エロ注意】ダンスしてたら王子様に見初められて、ダンスの先生になって結婚する話。
一度ダンス踊ってすぐそこまで行っちゃうんだ?
恋に落ちた割に、再会は王子がもたついて一年後。
記憶喪失設定活かされてない感と、当て馬の当て馬感が雑すぎるような。
強引で結構手を出すことしてるくせに、肝心なところすれ違いというか。
ヒロインを絡め取りたいわりに、王子あまりその辺りの手腕がない印象。
もたついてるというか、すれ違いが微妙。
カラーの絵がエロくてよかったんじゃないかなぁと。