堅物騎士様の完璧な溺愛結婚計画 (ティアラ文庫)

著者 : 八巻にのは

• プランタン出版 (2022年2月17日発売)

作品紹介・あらすじ

幼馴染みで憧れの騎士アレクと結婚した伯爵令嬢リディア。
初恋が実ったけれど、
政治的に都合の良い結婚相手として選ばれただけとわかる。
それでも落ち込まずに仲を深め
本物の夫婦になろうと決意するリディアに、
実は過剰な溺愛計画が練られていて!?
「子作りは大事なことだ」
マジメな顔でかつてないほどべたべたに甘やかされ、
身も心も蕩けるほど愛される蜜月が今はじまる！

感想・レビュー・書評

[シロさんの感想 · 2023年3月13日]

真面目な騎士が囲い込んで結婚するのかと思ったら、効率が良いとレポート渡しての最低なプロポーズ。それでも好きな人からの求婚だと受け入れたヒロインが哀しい…けど、いや無自覚かい！めっちゃ好きなんやん！とヒーローの胸ぐら掴んで揺すぶりたかった。
この作者さんが書くヒーローはめっちゃ虐待されてたり辛い過去だったりするけど、ヒロインのために全てをすっぱり捨てて甘々になって良い読後感だった。

[あさんの感想 · 2022年5月1日]

「君のためなら、俺は生き方だって変えてみせる」

　わー！？めちゃくちゃ好きなTL小説です！！表紙とラストの挿絵がお気に入りです。
　アレクもリディアもニコラスもティルカも大好きです。無駄が嫌いで非効率なことはしないと豪語してる男が、好きな娘のためなら無駄も非効率なこともしたくなるって愛だよ、愛…。泣いちゃった。アレク、あんなに甘くなるんだなぁ…。
　あとまさか、自国の騎士をやめるとは思わなかったので、二重の意味でびっくりです。リディアも強くて弱くて可愛くてすき。
　すっごくよかった！！

　紙の本で読んだのですが、紙でしか味わえないモノって確実にあるよなぁ、と思いました。最近、電子書籍ばかり読んでいたこともあり、新鮮でした。

著者プロフィール

2012年作家デビュー。乙女ゲームの脚本や『残酷王の不器用な溺愛』(ソーニャ文庫)をはじめ、キャラクターの魅力が生き生きと描かれた作品で好評を博す。思わず吹き出してしまう会話劇や、主人公たちがストーリーを経て成長していく様子がコミカルに描かれ、読者を惹きつけてやまない。

「2022年 『桜花京用心棒綺譚 花咲く都の冥中将』 で使われていた紹介文から引用しています。」