身代わり婚前旅行: 策士な御曹司とウィーンの甘い夜 (オパール文庫 PLUS)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 51
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829684146

作品紹介・あらすじ

「もっと僕を欲しがって」
ウィーンの絢爛豪華なスイートルームで、
泥濘に剛直を突き立てられ、清華はあられもなく鳴き喘ぐ。
ずっと片思いしていた人。
私は婚約者の身代わりを演じているだけなのに。
この旅が永遠に続けばいい――。
やるせない気持ちでいると
「もう逃げられないよ」
きつく抱きしめられ、身も心も幸せで満たされる。
完璧御曹司に一途に愛されるシンデレラ旅!

感想・レビュー・書評

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  • 何を書いても面白い珍しい作家さんでこれも面白かった。
    ヒーローが少し回りくどい行動をしているからこじれるけど御曹司で根回しがいっぱいいるから仕方ない。ウィーンの食事が美味しそうだったのも◎

  • ヒロインの前では完璧な男を演じていて、旅行中やヒロインのことを認めさせるために策士ぶりを見せたヒーローが、振られて友達でもいられなくなるのを恐れて9年間も片思いしていたということに突っこみたい。ウイーンやエストニアの様子を読んで行ってみたいと興味をそそられました。特にペストについて書かれた部分、今の状況もあって心に響く。

  • 何と切ない両片想いか。
    よりによって決定的な告白をうっかり聞いてしまったばかりに何年もすれ違ってしまった二人。
    彼女は諦めるために婚約者の身代わりを引き受けることになるが……
    「これで最後だから」を言い訳に非日常を楽しんで、体も重ねて、でも近付けば近付くほど諦められなくなっていく。
    途中から多少玉砕覚悟で告白するかともなったが、本当に何とももどかしい状態が続いて切ないことこの上なかったところ、状況を打破したのは彼の方だった。
    完璧御曹司様も肝心な時はなかなか踏み出せない、弱い部分も持ち合わせた人間だった模様。
    思っていたよりも時間はかかったけれど、長い長い、本当に長い両片思いに決着がついて本当によかった。
    ただ彼の実家がそう簡単に受け入れてくれるような家族ではないから、結ばれてもその先も簡単にはいかなかったのだが。
    彼女の気持ちを知ってからの彼は、なかなかの強硬手段に出たので何とか。
    好きな人を意地でも手に入れようとするのは血筋だったか……

    旅行に気軽に出られないご時世に海外旅行と切ないラブロマンス両方を楽しめていい読書になりました。
    唯一のネックはイケメン御曹司様のお名前が、某有名イケメンさんと同じ名前なので、読み進めているとどうにもそちらの顔が過った点か。
    途中で呼び捨てになるので余計に、何かこう妙に現実に戻されてしまったのが……勿体無い気がした。
    (身内に彼の大ファンがいるものだから、余計にむず痒い思いをしたというか。個人的理由ですが)

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著者プロフィール



「2022年 『猫好き強面最強騎士は愛しい彼女を逃がさない。(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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