ずっと君を探してた エリート弁護士は地味系女子を諦めない (オパール文庫 ファンタジア)
- プランタン出版 (2020年12月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829684320
作品紹介・あらすじ
「ようやく君を見つけた」
弁護士・仁科の熱っぽい瞳に、史緒理の心臓は早鐘を打つ。
逞しい体に容赦なく苛まれ、悦楽に溺れるけれど。
彼は悪夢の中で史緒理を殺した男と瓜二つ。
知り合いの巫女にそれは前世の実体験だと告げられる。
恐ろしいのに、なぜか無性に懐かしい男性。
過去に生きた私は彼を愛していた。
そして、今もまた――。
過去世の記憶が繋ぐ甘く切ない愛の真実。
感想・レビュー・書評
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転生もの、ヒーロー、ヒロインにストーカーまで転生してきた。ヒーローが完璧人間かと思ったらドSで恋人の泣き顔に興奮する嗜虐傾向の性癖があるとは。しかも前世からの筋金入り。独占欲・支配欲で史緒理を囲い込む。現世で幸せになれたけれど、前世で起こったことが悲しすぎて切なかった。企業弁護士事務所のお仕事小説としても丁寧に書かれていて、滅多に知ることの出来ない世界なので楽しめました。
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ヒロインの夢の真実が少しずつ解き明かされていくのはもどかしく感じつつも、楽しみで目が離せなかった。
ただ、スタートがヒロインはヒーローを拒否気味なのに、ヒーローがグイグイくるのは、苦笑。
それにヒロインに勉強を教えるのを理由に一緒にいようとするのも、少し強引に感じた。
けど、それがなくても二人は引き寄せられる運命だったのかな?と思う結末でした。
好きな気持ちもあるけど、ヒーローとしては、同じ過ちを繰り返したくない、そんな気持ちもあったのかな。
ヒロインの漠然とした「愛する人を失いたくない」「あの人以外考えられない」の気持ちの理由に胸が締め付けられました。
あらすじに書いてあるように、ホント切なくて悲しい、愛の真実がありました…