- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829685099
感想・レビュー・書評
-
短編集。表題作がめちゃ好きだったから1冊分読みたかったくらい。告白され、好きになった後に記憶喪失になられた主人公。でも健気で赤面症でかわいくて記憶をなくしても気になっちゃう攻め、良かった。この2人についてエロはないけどほっこり温まった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゆるくて良かったっす。
あんまり深く考えずに雰囲気を楽しむ本。 -
★3・3
トートロジーなんて言葉初めて知った!難しいけどなんかステキだなぁと思った。表題が一番好き!キュンときた。にゃんこも可愛かった~。 -
もどかしさと切なさと愛おしさと(笑)と言うキュンキュンする部分がすーっと中に入ってくる。春名の内面の揺らぎが物凄く伝わってくる。いわゆる記憶喪失モノだが、記憶を失う前の人格が周囲に疎まれていて、記憶を失った後の人格の方が受け入れらると言う図式がいい。眼鏡を外した月川が男前であり、以前の彼が周囲と全く溶け込んでいなかった事実があっても、男前であることで過去が忘れられる様は、集団心理の怖さを表現していて、同時収録の『どちらかがK』の黒い部分に通じている。この方、ほんわかする感じよりもちょっと黒いものを匂わせた方が作品に色気が出る気がする。あと、やっぱり記憶喪失モノ大好物だ(笑)。巻末の社会不適合者引き籠り作家と編集者の話も短いのに要点を突いてて面白い。
-
とっても個性的なカシオさん。 本屋で見かけたら読みたくなった。 【小津くんの〜】は個人的に、惜しい・もっと読みたい!という感想だったので、軽くリベンジ(こちらの作品の方が前だけど)
難しいタイトルだなぁ〜と思った。 でも、自分なりに解釈するなら「どういう過程を辿っても好きになる」って感じかしら。 月川が春名を好きだった記憶を失っても、また出会ってしまえば必ず好きになる。 その過程が違ってもどんな形でも「月川が春名を好き」という真は変わらない。
読み手の解釈を最大限に引き出してくれるタイトルだったな〜。 いろいろ考えながら読むのが楽しかった。
収録作は【密室の恋愛喜劇】が面白かった。 編集さんて大変(笑) -
カシオさんが好きです。この人のこの雰囲気ってナンだろう。
絵が全体的に雑だという声も聞こえますが、それでもいい。それでいい。もっともっと沢山読みたいなーと思ってしまう、そんな作家さんです(自分比)。
内容は、学校1の変わり者、天才だけど協調性のない月川に突然告白された春名は戸惑いつつもその場で断ることができずにOKしてしまう。
次の日、どうやって断ろうか考えながら登校する春名だが、月川は事故で記憶を失ってしまうのでしたー。みたいな。
断るはずだったのに、二人の秘密を一人で胸に抱えることになってしまった春名がなんだか切なくてよかった。
距離感と、記憶の壁。そんなものに阻まれた、実は接点を持ったばかりだった二人がなんか、すごくいいというか、いいのね、ホントもう。
読めば読むほど味の出る、スルメのような一冊だった。 -
記憶ものが好きなのでとてもたのしめました!
-
記憶ものが好きなのでとてもたのしめました!