- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829900260
作品紹介・あらすじ
身近あるいは代表的と思われる昆虫82種と、その主な食草・食樹68種を紹介。取り上げた昆虫は、特定の植物をえさとして利用するチョウ類や甲虫類を中心に、野外観察で出会うことの多い樹液に集まる昆虫も含めている。巻末に昆虫、植物索引が付く。
感想・レビュー・書評
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学問の道は入り込むほどに、細く深くなっていくのが常だが、自然界は複雑に絡み合って成り立っている。
図鑑も同じ種を集めたものはたくさんあるが、昆虫の食草・食樹を主軸にまとめられているところが大変勉強になる。農芸や造園をやる方には、昆虫は時として害虫であり、駆除対象にすらなるのであるが、彼らの生態を知ることで、無用に駆除することなく、天敵利用や自然に委ねることも可能になるのではないだろうか。
人工的に栽培や育種をすると様々な壁にぶち当たるのに、自然界には無駄がない。多種多様な生き物を生かし、輪廻転生させるエネルギーに満ちている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
林先生の本は葉がわかりやすくて実用性がありますね。
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薄くて軽くて持ち歩きに最適。
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今までなかった昆虫の食草・食樹のハンドブック。昆虫の専門家・森上信夫さんと植物の専門家・林将之さんが力を合わせて作ったもので、この木についているこの虫は何の虫? とか、このイモ虫の食べる草はなんだろう? などの疑問にピッタリ。ページ数の関係もあって、すべての虫については難しいのでしょうが、主要な虫にこいては、これで十分。昆虫・植物とも、美しい写真で見やすい本です。
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昆虫が何を食べているのか?この葉は何が食べたのか?昆虫写真家必見の生物&植物ハンドブック