海辺の漂着物ハンドブック

著者 :
  • 文一総合出版
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本棚登録 : 46
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829901441

作品紹介・あらすじ

浜辺を歩いて流れ着いた物を拾い集めることを「ビーチコーミング」、それをする人を「ビーチコーマー」と呼ぶ。これらは、もともと、船が難破して無人島に漂着したようなときに、流木や魚などを集めて生活資源に利用することを指す言葉だったらしいが、現在では集めた物で楽しむ海辺の趣味として使われている。そうした楽しみをもつ人は日本でも徐々に増えており、2002年には「漂着物学会」が設立され、全国の同好者が情報交換を行っている。本書は漂着物の写真集。ビーチコーミングの入門書といった内容となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 海辺の漂着物ハンドブック
    新書マップからのamazon関連本
    [漂着]

  • どうやって探すのか、何に気を付けるべきかから解説が始まるので、
    そもそも図鑑に載っている物が見つからない、ということもなさそう。
    キレイな貝や硝子はもちろん、異国のゴミもちゃんと解説されています。

  • 第3回ビブリオバトルin伏見 テーマ「水」で紹介した本です。

    https://www.facebook.com/bibliobattle.fushimi/posts/454508981346882

  • 小さい図鑑といえるこのハンドブックシリーズですが、これはとにかくバラバラすぎて、カテゴリの「デザイン」も違う気がします。
    角がとれたガラスや石はきれいですが、ゴム手袋や魚まで…。流れ着いたゴミまでも。
    よくぞここまで調べましたねと言いたいです。

  • 海に流れ着くものを、①海から流れ着いた自然物、②海から流れついた人工物、③川から流れ着いた自然物、④街から流れ着いた人工物でわけると、その海辺が周囲や世界の土地とどのようにつながっているのか見えてくるというのはなるほどと思った。ビーチグラス(ガラスの破片で角がとれてまるくなったもの)が少なくなり、プラスチックごみが増えているというのは、時代の変遷を感じるなぁと思った。
    本が文章が全体的に硬すぎるかな。

  • ビーチコーミングを楽しむための本。貝殻、流木といったものから人工物(ライターや神仏などなど)にいたるまで詳細に解説していて、眺めているだけで浜辺にいる気分になれる。近年は人工海岸が増えたこともありビーチコーミングを楽しめる浜辺が減っているというのが残念。

  • 分かりやすいし写真が豊富でいいと思います。
    初心者にお勧めできます。
    貝殻なども綺麗に磨かれてなくて、拾ったままの状態の写真が載っているので、実物と比べるにも良いです。
    ただ、どうしてもサンプルの採取場所に偏りがあるので、東九州在住のわたしには参考に出来ない部分もありました。
    主に千葉周辺と本州の日本海側が少しのようです。
    全国をカバーしている本があると助かるのですが…

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著者プロフィール

浜口哲一 浜口哲一1947年生まれ。東京大学農学系大学院修士課程修了。1973年から2008年まで、平塚市博物館の動植物担当の学芸員として、調査や展示の企画、自然観察会の指導などを行ってきた。2008年より神奈川大学で博物館学を教える。著書に『放課後博物館へようこそ』(地人書館)、『浜辺のたからさがし』(福音館書店)、『生きもの地図をつくろう』(岩波書店)などがある。神奈川県在住。

「2009年 『てのひら おんどけい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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