ハエトリグモハンドブック 増補改訂版

著者 :
  • 文一総合出版
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本棚登録 : 36
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829981696

作品紹介・あらすじ

日本で見られるほぼすべてのハエトリグモが識別できる!

増補改訂により新しく名前のついた10種を加えた、日本産ハエトリグモ113種を収録。雄、雌、変異個体を白背景写真で掲載し、全種で類似種と、その識別ポイントを詳細に解説。特に見分けの難しいグループについては検索表をつけた。新種候補や海外のハエトリグモ、生活史や面白い行動、見つけ方も紹介した❝ハエトリグモのすべてがわかる❞図鑑。ビニールカバー付き。

******************

・日本で見られるほぼすべてのハエトリグモを収録した識別図鑑です。増補改訂により、新しく名前のついた10種を加え、掲載種は113種となりました。また、最新の分類に準拠し、一部で学名等に修正が入りました。
 →著者が命名した種類を含む、日本で記録のあるハエトリグモをほぼ全種掲載。『クモハンドブック』や『ネイチャーガイド日本のクモ』を持っている読者も必携の一冊になること間違いなし!

・すべての掲載種について、類似種を明記し、その識別ポイントを詳細に解説。
 →シチュエーション別掲載種一覧から似ている種類のページへ飛ぶことができる。また、その種類が違っていても、類似種をたどることで最終的に名前がわかる構成になっています。

・雄、雌、変異個体を白背景写真で掲載。
 →識別ポイントがわかりやすい写真に、類似種との区別点を引き出し線で明示し、よりわかりやすく構成。

・解説では、変異の有無や幅、分布、大きさ(実物大も掲載)、見られる時期、見つかる場所、レア度などの基本情報を掲載。

・まだ名前のつけられていない、新種候補のハエトリグモも20種以上掲載。

・被写体としても人気の高いハエトリグモの見つけ方、捕まえ方、生活史や行動なども紹介。

・野外観察時に便利なビニールカバー付き。

感想・レビュー・書評

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  • 増補改訂版が先月出ました!
    超絶神ハンドブック
    美術書と言って良い(あははは)
    なんせジャンピングスパイダー自体が美しい造形の生物なんですが、
    なんせ写真がほんとに美しく、見やすい。

  • 何日か前に、クモも夢を見るらしいというニュースを見かけました。
    クモが見る夢って一体…。網にめちゃくちゃでかいのがかかったとか、街角でバッタリマブい異性に出くわしたとか、そんな感じでしょうか。

    では、家の中をピョンピョンしているハエトリグモちゃんも、夜か昼かわかりませんがぐっすり寝ている時には夢を見ているのでしょうか。

    そんな、体長10ミリくらいの小さなカラダで頑張っている憎めない奴、ハエトリグモ。
    日本に生息し、須黒先生自らが存在を確認した113種がすべて写真付きで掲載されています。
    この本さえあれば、家で見かけるアイツの名前もきっと知る事が出来るはずです。

    以下、初めて知ったことなど。

    ・ハエトリグモは巣を作らない→そんな事もない
    ・よちよち赤ちゃんがかわいい
    ・脱皮の時に眼も剥ける
    ・眼がつぶら
    ・家の中にいるアイツの名は「アダンソンハエトリ」(たぶん)
    ・求愛ポーズがかわいい

    読んだその瞬間から、きっとあなたもハエトリグモの虜。

    というかこの子らってハエを獲れるの?


    (追記) webマガジン[BuNa]2018.4.25更新回にて、本書掲載の写真は「我が子の七五三」を撮るつもりで撮影に及んだとの秘話が掲載されている。深い情熱に舌を巻く。
    また、NG写真として紹介されていた「レンズに飛びかかってきた」瞬間がこれまた愛くるしい。


    初版1刷
    2022.9.2

  • 6月15日新着図書:【日本に100種以上あるとは驚きです。巻末には新種候補やタイのハエトリグモも紹介。著者の熱意が伝わってくるハンドブックです。】
    タイトル:ハエトリグモハンドブック
    請求記号:485:Su
    URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28201118

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著者プロフィール

慶應義塾幼稚舎 理科教諭。
1989年生まれ、神奈川県横浜市出身。
筑波大学在学中の2009 年からハエトリグモの研究をはじめ、修士号を得た後は、日本産のハエトリグモを全種採集することを目指しフリーターになるほど全身全霊を捧げる。
論文を執筆し、ハエトリグモの新種や日本新記録種を報告する一方で、講演会や観察会を通して、生き物や自然の魅力を伝えている。
現職着任後は、学校の構内で採集した昆虫・クモを片っ端から同定し、リスト作成に励んでいる。
著書に『世にも美しい瞳 ハエトリグモ』(ナツメ社)、『ハエトリグモハンドブック』(文一総合出版)がある。

「2021年 『図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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