- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784831513809
作品紹介・あらすじ
厳しい訓練を積み重ね、無重力の世界で活躍する宇宙飛行士。無事に帰還を果たした日本人初の国際宇宙ステーション船長・若田光一さん、2016年に宇宙へ旅立つ大西卓哉さん、日本人の連続宇宙滞在記録を持つ古川聡さんらのドキュメントを中心に、地上から支援するスタッフたちの姿、宇宙開発の歴史と現状、求められる資質や能力など、あらゆる角度から宇宙飛行士という仕事を紹介。
感想・レビュー・書評
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登録番号:11199 分類番号:538.9ウ
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ヤングアダルトに分類されているけれど、宇宙飛行士や関係スタッフのインタビューが多くておもしろい。
三章で「なるには」についてまとめられているが、その中の「まんべんなくすぐれていることと、軸足を持っていること」の項が印象深い。
「知ってほしいことは、つぎのことだ。『宇宙飛行士は、裏の隠れた側面をもつような人たちではない。そもそもの人としての生き方が実直なのであや、能力がまんべんなくすぐれているのであり、考え方が総じてポジティブなのだ』」
宇宙飛行士への道は険しい…
でもこれからの人には良い刺激になると思う。それが将来的に宇宙飛行士にはならなくても、実生活でも大きな強みになると思う。
そうそう、この本の中の話でおもしろかったのは、アメリカは45年も昔に月へ人を送り込んだのに、なぜ停滞しているのかとNASAの技術者に聞いてみた、という話。資料は残ってるけど、細かいところでなぜこのようにしたかが伝わってないので難しいのだとか。マニュアル文化のNASAも同じように技術継承に悩みを抱えてるのねえ