地獄 (法蔵館文庫)

著者 :
制作 : 末木 文美士 
  • 法藏館
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831826060

作品紹介・あらすじ

地獄。それは誰もが墜ちたくない場所だろう。なぜ我々はこれほどに地獄を恐れるようになったのか――。

「地獄」の成立と展開の歴史と、平安後期、人々が末法と堕獄に怯えるなか、地獄と対照的な場として急浮上する「極楽」の歴史を、浄土教に精通した碩学が、詳細ながらも平易な語り口で、網羅的に紹介する“あの世”を知るための恰好の概説書。解説=末木文美士。

***************************
本書は、浄土教に詳しい博学の仏教学者による地獄論である。……読みやすい文章で、インドに発する地獄に関する原典から、地獄と極楽を含めた日本の浄土教の展開、そして近世へと巧みに話を進めて行く。それゆえ、流れに従って読んでいけば、ほぼ地獄・極楽の歴史と思想の概略を捉えることができる。(「解説」より抜粋)

著者プロフィール

1917年北海道旭川市の浄土真宗本願寺派慶誠寺に生まれる。1941年東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。「仏教を研究するなら僧侶にはなるな」との父の勧めで、在家を通した。文学博士。東洋大学教授のほか、武蔵野女子大学などで講師を務める。1985年仏教伝道文化賞を受賞。1999年歿。著書に『日本仏教における戒律の研究』(在家仏教協会、1963年)、『往生要集:日本浄土教の夜明け』全二巻(平凡社東洋文庫、1963~1964年)、『浄土教の展開』(春秋社、1967年)、『往生の思想』(平楽寺書店、1968年)、『日本思想大系6 源信』(岩波書店、1970年)、『日本仏教史』(岩波書店、1984年)、『日本仏教思想論集』全五巻(法藏館、1986~1987年)、『女犯:聖の性』(筑摩書房、1995年)、『日本人と地獄』(春秋社、1998年)など多数。

「1986年 『日本仏教思想研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田瑞麿の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×