秀吉の大仏造立 (シリーズ権力者と仏教)

著者 :
  • 法蔵館
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831875839

作品紹介・あらすじ

三十三間堂や京都国立博物館をおとずれたことはあっても、かつてこの地に巨大な大仏殿と大仏があったことを知る人は少ないだろう。それではなぜ秀吉は東山の地に新たに大仏や大仏殿を建立したのだろうか。本書では、東山大仏をめぐって秀吉と豊臣政権がくり広げたいくつかの興味深いできごとを通して豊臣政権やその宗教政策について考えてみることにしたい。

感想・レビュー・書評

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  • 天下人たるには、権力だけでは不十分で、権威が必要なんですね。出自の卑しい秀吉にとっては、相当腐心したであろう難題です。東山大仏や豊国神社は、その過程で発案された、ビジュアルに優れた権威装置でした。秀吉は、様々な手段で京都を支配していきますが、その辺りの理解が深まりました。

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著者プロフィール

1963年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。奈良大学文学部教授。主な著書に『中世京都の都市と宗教』『祇園祭の中世』(以上、思文閣出版)、『絵画史料が語る祇園祭』(淡交社)、『戦国仏教と京都』『室町時代の祇園祭』『信長が見た戦国京都』(以上、法藏館)などがある。

「2021年 『改訂 祇園祭と戦国京都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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