の、ような。 5 (芳文社コミックス)

著者 :
  • 芳文社
4.26
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本棚登録 : 277
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832239210

作品紹介・あらすじ

冬真と友人たちとの関係も落ち着き、周囲の関心はバレンタインへ。
春陽の幼稚園でも、みんな当日のチョコについて楽しそうに話していた。
しかし、同じ園の有里花は少しうかない表情。彼女は、厳しい祖母の元、家庭内で言いたいことを言えずにいて…。

感想・レビュー・書評

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  • 複雑な家庭環境ながら、家族として過ごす日常。
    今回は幼稚園の子たち視点がメイン。
    シリアスな部分もあるけど、読みやすく描かれていて、好きです。

  • 「お友だちって選ばなきゃいけないの?」
    幼稚園の友人・有里花に厳しく当たる祖母を見た春陽の一言が刺さる。今回は有里花メイン。その性格、家族の関係性が紐解かれていく。

    バレンタインを前にドキドキを隠せない有里花。リクにチョコを渡そうとする健気さ。また、厳しい祖母に責められる母を思いやったり、友人を助けるために駆ける真っ直ぐさもカッコよかった。ハッキリ物を言う人も、言葉を選ぼうとして遅れる人も役割で、お互いが足りない部分を埋めていると思うと怖くない。

    希夏帆と有里花の祖母の人生のイメージの話も印象深い。分岐していく道と考えるのはぼくもそう。希夏帆の考えた道は一本で障害物をかわしていくイメージで、知識の多さが道の広さに繋がるという発想がぼくにとって新鮮でなるほど!って感じた。それをお互いに押しつけてないのもいいよね。良かれと思って敷かれたレールは正しいのか。親から知らずに敷かれていたレールによって、自分もまた傷つける言葉を下の世代に繰り返してしまうことの悲しさも伝わってきた。

    雨降って地固まった冬真のやわらかな表情と、春陽のクマさん傘は破壊力抜群だった(笑)
    最後に好きな文章を引用して終わります。

    「…ハルはさ どうやってお友達できた?」
    「どうやってー?わかんないけどいつの間にか!」
    「うん…それでいいと思う…もしもお友達を選ばなくちゃいけない時があっても 人に言われて決める事じゃないと私は思ってる」

    「他人と比べない事での厳しさはありがたいかな」

  • ハルの幼稚園の子、有里花が中心の巻。有里花親子は登場した時は、本当に嫌な感じのママ友って感じだったけれど、いつの間にかハルと友達になってグループに入っていた。前巻でハルが「小学校楽しみだね」と言った時に、暗い顔をしていたのは私立小学校に決まっていて別れるからだと思っていたが、受験には失敗していたようだ。祖母の清子も、孫の将来を思うからこそしっかりとした教育をと考えていたようだが、有里花はやはり子供らしくみんなと遊ぶ時間が欲しいと思っていた。チョコレートを男の子にあげることで悩んだり、母親の体調を気遣って落ち込んだり、有里花もやっぱり幼稚園児なんだと思う。それゆえに、ハルの無邪気さや子供らしさが全面に出た。それだけキナが伸び伸びと育てる家庭を築いているという事だろう。

  • おばあちゃんいい人でした ちょっと伝え方が不器用だったのですね

  • 2022/12/23
    友人って素で言ってるんかな。
    生き方とか人生論とか好きよなー。
    8:33

    2022/12/24
    おばちゃまもいい感じに中和されてきた。
    ゆりかちゃんのチョコがリクくんにどう伝わるかやねー。

  • 基本、良い人たちの物語だけど、本作にはこのくらいの人物背景がちょうど良い。心地良い読後感。これ以上の悪意の介入は、多分ちょっと違うかなと思えるし。弟の癒し度が破壊力抜群だけど、兄の方も地味にお見事。強い言葉とほっこり間のバランス。お見事です。

  • このお話好き。今井の話も入れてほしい

  • おばあちゃま!

  • ほのぽの、ちょっと前向きになれました。

  • いつもの感動です。
    子育ては、たいへんだけど、楽しい。
    その醍醐味が詰まっています。
    あの頃を懐かしみながら、余韻に浸れる幸せ‼︎

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