がっこうぐらし! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 芳文社 (2012年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832242364
感想・レビュー・書評
-
突如起きた異変により生物がゾンビ化し、人を襲うようになった世界。
生存者のゆきたちは、学校内の安全なエリアで「がっこうぐらし」を送っていた……という、新感覚サバイバルものの1巻です。
まず、一読した感想は「話題性重視」「ショッキングな展開」というイメージとは裏腹に、ゾンビものとして極めて丁寧で堅実に手順を踏んだ作品であるということでした。
この作品のポイントは
・生存者が極端に少ないこと
・「敵」の存在や謎の解明は、比較的重要視されていないこと
・ゆきの存在
と言えます。
ある事件を境に心の時間が止まり、自分にだけ見える「めぐねえ」をよりどころにするゆき。
彼女の振る舞いは「電波」「不思議ちゃん」というよりも、辛い現状に対する女性的な自己防衛に見え、切実なものに感じられました。
ゆきの不安定な心が物語のカギを握るのは明白です。
時に危険な提案もする彼女を歯がゆく思いつつ、見守りたい気持ちにかられます。
一方で、ゆきを守りながら生活するくるみとりーさんが不憫に思えるのも確かです。
「たったふたりで日常を守る」という行為は、高校生には荷が重すぎるように思えます。読み進めながら、早く協力者が現れないだろうか、と切なくなりました。
この先の展開が非常に気になる1巻です。
興味を持たれた方、興味を持ちつつもタイミングをうかがっている方は、まずは気軽に手に取ってみるのをお勧めします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一巻から怒涛の展開が繰り広げられる漫画です。自分はこの作品に関してはアニメから漫画と入ってみたのですが漫画の方しっかり楽しめましたね。設定自体が面白い漫画なのでそれにキャラの乗っかり方がとてもいい漫画です。個人的には雰囲気としては約束のネバ-ランド的な感じでした。約ネバ読んでる方は是非とも読んで欲しい作品であります。
-
⭐︎
-
最近よく見るので読んでみた。ほのぼの日常系かと思ったら、まさかのゾンビ
-
アニメから興味を持ち、手に取った。
叙述トリックが多いため、ところどころハッとさせられる。
ゾンビもののため、ラストまで続きが期待できるか分からないが、期待したくなる一作。