漂い果てつ: 小栗重吉漂流譚

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  • 風媒社
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833120814

作品紹介・あらすじ

文化十一年、遠州灘で難破。世界最長四百八十四日の漂流の果てに、船頭・重吉を待ちうけていた異形の運命とは…。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞の書評にこの本を読むと今までの漂流文学は記録にすぎなかったとあったので気になって読んでみました。小栗重吉は漂流の末 アメリカの船に助けられ アメリカ ロシア 経由で帰国した人です。漂流日数もジョン万次郎5日(そのあと鳥島で5か月)に対して重吉は未だに史上最長484日間漂流し、米国の船に助けられる。その後重吉はアメリカにしばらく滞在し、ロシア経由で帰国するのだが、帰国後は世捨て人のような生活を送る。異文化体験が、また極限状況の体験が強烈だったのだと思われます。この本は重吉の内面に迫っています。なかなかの良書。

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