2000社の赤字会社を続々と救った!―社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419437

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  • 1

  • 10/10/25 進化論
    ------------------------------------------------------------------


     と仕事一筋、

     しかもビジネスの世界の中でも

     「5社の外資系企業」
     「事業再生」

     という非常に厳しい世界、分野で
     実績を上げ続けてこられた方。



    ■いつも程よい緊張感を感じながら、お話を伺ったり、
     相談をさせていただいております。


     私はありがたいことに長谷川さんはじめ、
     2回りから3回りほども目上の方
     (そして大きな成果を上げてこられた方)

     からいろいろご指導頂ける機会が多いのですが、
     そのようなご縁を通して感じるのは、


     【 人間、必ず「重し」が必要である 】


     ということ。



    ■悲しいかな、人間はうぬぼれやすい動物で、
     特に公私にわたって調子がよかったりすると、


     ・ひょっとして自分は凄いんじゃないか!?と勘違いしたり

     とか

     ・回りの人がアホに見えてしまったり
     
     とか

     ・長期的な視点をすっかり忘れ去って
      目先のことだけを追いかけてしまう

     とか

     ・視点が自分中心になる

     とか、

     いろんな弊害が出てくるものです。



    ■そして特にこれは若くして起業した(そして成功した)
     りしたとき、特に陥りやすい罠。
     

     これはいつも長谷川さんに注意されるのですが
     そんなときには


     「何年も好調が持続し続けることはない」
     
     「必ず人生(あるいは事業)には波がある」


     という世の中の真理をきれいさっぱり忘れて
     しまっているのです。



    ■しかも自分が社長で上司もおらず、

     自分が一番上の立場に立ってしまうと
     誰も注意、忠告してくれる人がいなくなってしまうので
     どんどん「天狗」になっていく。

     そうして「裸の王様」に。


     そんな人を少なからず見てきましたし、
     私自身も道を踏み外しかけた

     (いや、正直に告白すると、踏み外した)

     こともありました。



    ■しかし、今もなんとか致命傷だけは負わずに
     生きながらえているのは、おそらくきっと、

     長谷川さんはじめとする、あらゆる経験を重ね、
     智恵を身につけてこられた諸先輩方からの忠告、メッセージ、
     といった
     
     「重し」

     をどこか頭の上にいつも感じていたからでは
     なかろうかと思うのです。



    ■特に長谷川さんは

     「誠実」「信用を重んじる」「小さなことを疎かにしない」

     という姿勢を徹底されてきた方。


     お会いするたび、長期にわたり、ビジネスに携わり
     続けるための基本的姿勢のようなものを教えてくださり、

     「組織上の上司」

     がいない私にとって、本当に貴重でありがたい姿勢を
     学ばせていただいている方なのです。



    ■先日、

     ビジネス人生40年以上にわたり気づいたことを記した
     ノート200冊を越えるメモのエッセンスが凝縮された



     【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
               ─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】

      長谷川 和廣 (著) プレジデント社

      http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim


     という本を上梓されたのですが、
     その冒頭にも


     ------------------------------------------------------------

             【横着者は生き残れない!】
     

     これからの世の中、絶対に生き残れないと思うのは、次の四つの
     タイプだと思います。
     
     (1)怠惰・ルーズな人、(2)信用がない人、(3)弱い者に高圧的に接する人、
     (4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……。

     私は、これらすべての人を総称して「横着者」と呼んでいます。


     そして私のいう「横着者」はみな、
     「本当は力があるのに、それを出し惜しみしている人」であり、
     「自分からは動こうとしない依存心の強い人」です。
     
     どんな仕事でもまずは、とことん、やってみることです。
     そんな強い気持ちがなければ絶対ダメですよ。

     初めから「なるようになれ」というのは、実社会では“手抜き”と
     取られてしまうのです。

     
     とくに二〇代、三〇代は失敗覚悟でがむしゃらに行くべきです。
     がむしゃらに取り組んでいくと必ず、解決のヒントが見えてくる
     というのが、私の四十年のビジネス人生から出た実感です。
     
                            (引用ここまで)
     ------------------------------------------------------------


     という手紙(メッセージ)を若いビジネスパーソンに
     贈られているのが、まさに長谷川さんらしい、

     と思わずにおれませんでした。



    ■ここにあるような


     (1)怠惰・ルーズな人
     (2)信用がない人
     (3)弱い者に高圧的に接する人、
     (4)チャンスを目の前にして何も行動を起こさない人……


     を徹底して嫌い、

     「私は、これらすべての人を総称して『横着者』と
      呼んでいます」

     といわれているのは

     可能性のある若手ビジネスパーソンに対する
     厳しくも愛のあるメッセージであると感じます。



    ■こういったことを伝えてくださる方を身近に
     持つことは本当に大切で


     【 人間、必ず「重し」が必要である 】


     と改めて思った次第です。



    ■「重し」が身近にいらっしゃる方もそうでない方も、
     ぜひ、この本、お読みになってください。
     (特に若手ビジネスパーソンは)
     
     きっと仕事に取り組む姿勢が変わると思いますよ。
     そしてその「姿勢」こそが、ほかの何よりも大事なのではない
     でしょうか。
     

     【今日のお薦め本 2000社の赤字会社を続々と救った!
               ─社長の手紙 若い人たちに贈り続けた大切なこと 】

      長谷川 和廣 (著) プレジデント社

      http://amazon.co.jp/o/ASIN/4833419432/2ndstagejp-22/ref=nosim



  • ミスをしないだけではダメだということを著者の社長さんはよく分かっていらっしゃる。

  • 人気、人からの信頼は出世の必要条件
    切れ味とは単なる反射神経でしかなく、すべての出来事にに対して逃げずに真正面から受け止める力こそが、真に実力のあるリーダーに必要
    行動力、情報収集力、判断力、決断力

  • やや辛口な意見だが、守られすぎている若手にこういう「苦い薬」を与えてくれる本は貴重だと思う。

  • 行動する人/横着者の人・仕事のプロになれる/人最後までアマの人・リーダーになる人/使われて終わる人・成果を上げる人/結果を出せない人・味方を作れる人/敵ばかりが多い人・仕事が上手な人/数字が残せない人 などなど手紙形式のメッセージです。 思わずメモしたくなる135の言葉。

  • あまり印象に残っていない。
    しっかり読んでいないからかも。
    いいことは書いてあった気がする。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:159.4||H
    資料ID:95110175

     「2000社の赤字会社を次々と救った! 若い人たちに贈り続けた大切なこと」あなたの大切なこと、もう1度考えてみませんか?

  • 日経ビジネスで紹介されていて、読んでみました。

    今まではほとんど知らなかった方なのですが、企業再生のプロフェッショナルらしいです。
    云わば、ダメな会社ばかり見てきた人の言葉なので、その重みも人一倍あります。

    自分としては耳が痛い言葉が多く反省です。
    仕事があまり上手くいっていない時に読みたい一冊です。

  • 最後の10か条はコピーして友達にも紹介しました。

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著者プロフィール

1939年千葉県生まれ。中央大学経済学部を卒業後、グローバル企業である十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソンなどで、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどで要職を歴任。ケロッグ時代には「玄米フレーク」、ジョンソン時代には消臭剤「シャット」などのヒット商品を送り出す。

27歳のときから、経営環境や社会の動向、有益な仕事術、組織運営、生き残り術、部下やクライアントからの相談事とそれに対するアドバイスなどのエッセンスを「おやっとノート」として書き留め始める。この習慣は81歳の現在も続いており、その数は300冊に達する。これをもとにして出版された『社長のノート』シリーズ (小社刊)は累計35万部を超えるベストセラーとなった。

「2020年 『【決定版】2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート final』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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