女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法

  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833420631

感想・レビュー・書評

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  • 手紙っていいな。
    その関係も、姿勢も。

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  • http://naokis.doorblog.jp/archives/continuing.html【書評】『 女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』〜それは継続すること

    <目次>
    (はじめに)私はなぜ、無期懲役囚と文通をはじめたのか(友美)
    第1章 人が美しく、羽化するために。
    第2章 頭のよさとは、何だろう?
    第3章 死刑でも構わないと思いました。
    第4章 99.99%の人は、自分に甘いです。
    (おわりに)
     みたっちゃんが僕に教えてくれたこと(ヒロキ)
     みたっちゃんと出会って変わったこと(サヤカ)
     伝えたかったのは、人生が頭の良し悪しでは
     決まらないということです(美達)


    2014.03.09 美達大和氏の『人を殺すとはどういうことか』を見つけた時に合わせて見つけた本。刑務所の中から文通で勉強法を伝授するとは、恐れ入る。『人を殺すとはどういうことか』を読んでみて、良かったら読む。
    2015.07.14 読了

  • 実際にあった殺人犯と女子高生、男子中学生の文通の話。それだけ見ると、どうなんかと思ったけど、受刑者である大和さんの言葉はどうして、真実をまっすぐ伝えてくる。

  • 若いうちの苦労は買ってでもしろ。と言いますが、若いうちに身につけるべき苦労は「頑張ること」「やり抜くこと」なのかもしれないと、この本を通して学びました。
    頑張り方を知り、やり抜く喜びを知った人が、大人になってから、ここぞというときに力を発揮できる人なのだと思います。

    苦労を苦労だと思っているうちは、大変だけれども、苦労だとも思わずに淡々とやり続けることができるように、どんなことでも、やると決めたことはやりきる。これは、なかなかできることではありません。
    それがつまり、1万人に一人の勉強法なのでしょう。

    無期懲役囚のみたっちゃんと、高校生と中学生の兄弟との手紙のやり取りを通じて、二人の若者の成長を促していくストーリー。
    もし、みたっちゃんに「無期懲役囚」という肩書きがなかったら、この手紙のやり取りを僕はどう捉えるだろうと考えながら読みました。

    自分に厳しく、最高に効率の高い方法で勉強し続けることを教えるみたっちゃん。
    その励ましと、的確なアドバイスにより、成績を上げ、勉強だけでなく、生き方もたくましく変化していく兄弟。

    けれど、私が自分や自分の子どもに同じことをさせたいかというと、やや疑問。
    犯罪者というフィルターを通してではなく、生きるということに対する考え方のギャップの問題です。

    その理由は、みたっちゃんは、「どんなことも」一生懸命やり続けるから。
    私は、失敗してもいい。がんばれないときはがんばらなくてもいい。ぐらいの余裕があった方が、いいパフォーマンスができると思うし、失敗したときの復活が早いと考えています。

    長い人生、調子の好不調もあるし、心身の健康の問題もあるし、どんなときも完璧を求めたら疲れるし、辛くなる。

    ただ、ずーっとダラダラと過ごすのは嫌。
    だから、頑張れる力や、やりきる力を習慣として、あるいは基礎体力として身につけるのはすごく大切です。


    最後に、一番素敵だなと思ったフレーズを。
    ーー桜は自分が咲くこと、花をつけることを知り、そのときが来れば加減もせず、力むこともなく、すべきことを淡々としています。
    誰かが見ていようと、見ていまいと自らがやることを黙ってやる。そんな生き方、取り組み方ができたらいあなあと、いつも考えています。ーー

    いいですね。
    私も桜のように生きていけたらいいなぁと思いました。

  • 無期懲役囚との文通をまとめたもので、勉強法というか自己啓発本かな。 全く期待していなかったけどかなり良かった。 まず、立場が立場なので賛否はあるとは思う。 ただ、書かれていることはとても真っ当で「もっと本を読もう」「勉強をしなくては」「努力しよう」という気にさせてくれる。 たまに読み返してやる気を出していきたい。

  • 自由人ヒロキくんと内気なサヤカちゃんの姉弟がみたっちゃんの生き様から勇気と知恵を学ぶ、対話と成長の物語。

    p.77 人間にとって大切なのはIQの高さより、勤勉性、真面目さ、自分との約束を守る心だと思っています。この三つを貫けば、必ずあきらめないで続ける力、そして続ける習慣が身につきます。
    → 自分が続けると決めたことを辛いことがあっても納得するまで続けることが真の自信と勇気を与えてくれる。

    p.95 最悪の事態となった場合、サヤカさんはどうしますか?そのときに取るべき行動をノートに書き出しておいてください。そのとき、自分がとるべき道を考えてみるといいでしょう。最悪の場合にどうするかを決めておけば、あとは余計なことを一切考えずにやるだけでいいのです。自分の能力を信じてください。
    → つねに最悪のケースに備えて、コンテンジェンシプランを練っておくということか!備えあれば憂いなし。

    p.101 中学生のときに読んだロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』は強烈な印象を与えてくれたものです。正確ではありませんが、「人は自分にしかなり得ないものにならなければならない」という言葉を知ったときに、大きな衝撃を受けました。あれから何十年も経っていますが、あのときの衝撃は忘れることなく、みたっちゃんが努力する強い動機になっています。
    → 様々なことにチャレンジして、「自分にしかなり得ないもの」を見定めて行きたい。

    p.179 自分で夢なり、希望を持って、それを実現しようと頑張ることは大変ですが、半面、楽しく充実したものです。苦労が多いほど喜びも大きく、自信もつきます。「こんなことで大丈夫だろうか」ではなく、「もうこれ以上はできない」というくらいやってみてください。その姿勢が次へと、未来へとつながるのです。
    → とにかくやる!とことんやる!

    p.179 勉強は机に向かっているときだけでなく、ベッドに入ったとき、朝、起きたとき、入浴時など、ちょっとしたときに自分に問題を出してみたり、記憶を確かめたりしてください。ちょっとのことですが、積み重なると大きいものです。休憩するときは体を動かすなどして、気分転換も忘れずに。
    → ちょっとしたスキマ時間で読む本、考えることや振返って確認することを書き出しておく。

    p.10 自分の希望や夢に対して、へこたれず、愚痴らず、とにかくやり続ける精神力を手に入れたら、人生なんて自分の思うようになります。「とにかく、続ける」。これは最高の財産です。
    → 読書会を広めるという夢を実現するために愚直に活動を続けますよ。

    p.22 私も乙女座ですが、大変な自信家です。理由は「やると決めたら何があってもやり抜く」からです。「できるかな」ではなく、「やり抜く」という考え方と行動を心掛けています。
    → 不安を感じたら不安ごと呑み込んで達成するための道筋を考えながら行動を続ける。

    p.24 時間がないとのことですが、時間を作る工夫をしてください。まとまった時間が取れなくても、少しの時間を上手に使えるようになってください。若いときの読書は貴重な時間であり、経験であり、一生の糧となるのです。
    → 時間が取れなくてもちょっとずつ進める。続ける。

    p.27 勉強でも仕事でも何でもそうですが、初歩に戻り、やさしい課題、問題を解いて、どんどん進んでいくのがコツです。
    → やさしくても課題は課題。目を閉じてでも出来るかなど、訓練になる方法はいくらでも。圧倒的な量をこなすのです。

    p.33 世の中は楽しいこと、好きなこと、簡単なことばかりではありません。そのようなときに、「何でも平然と取り組める、解決できる、忍耐強く続けられる」という能力を養うための訓練が勉強なのです。目標を決め、計画を立て、自分を管理し、達成するという一連のトレーニングだと考えてください。
    → 上達のコツはPDCFAを如何に早いサイクルで回せるかってことかな。

    p.35 知識や教養がない分だけ、世界が狭くなります。いろいろなジャンルの知識を身につけると、一つのことがほかの多くのことと関連があるとわかってきます。
    → 浅くても良いので限りなく広く知ることを楽しむ。

    p.38 とくに苦手なことというのは、自分を鍛えてくれます。
    → 苦手だなと思ったら、ちょっとだけやってみる。

    p.43 最初に結論から言いますが、サヤカさんは目標を明確にしてください。具体的に何のためなのか、それを紙に書いたり、写真に撮ったりして、常に見える所に貼ってください。
    → 今の自分の目標を書き出して常に見えるようにしておく。

    p.53 凡ミス対策は普段の勉強でできます。対策はテストのときと同じで、普段から「できるだけ落ち着いて答えを書く」「見直しを慎重にする」の二つだけです。
    → 落ち着いて課題に取り組む、仕事は見直しを必ずする。

    p.89 中間、期末テストに対するみたっちゃんの考えは、勉強した成果がどうだったかを知る機会だということです。間違えた部分は自分の感覚と合っていたか、それとも離れていたか。各教科の自分の弱点は何かわかったのか。前回に比べて進歩はあったのか。などなど自分の力を正しく把握しているかということをすりあわせるリトマス試験紙なのです。
    → 読書会も開催した意義があったか、参加者に変化は起こったか、進め方に不備や改善箇所は無いかを毎回振返ろう。

    p.103 本を読まない、嫌いだという人は、大きな楽しみを失っていると思います。何を読んでいいかわからないときは、自分の興味あるテーマの本の中で「短いもの」から読んでみることもいいのではないでしょうか。
    → 本はどんなジャンルでも読めば、何かしら気付きがあるものさ。

    p.119 やみくもに進むのではなく、必ず自分の弱点を冷静に分析してください。それもしないで、「ダメだ」「不安だ」というのでは、自分で自分の足を引っ張っているのと同じです。
    → 不安を感じたら何が問題かを考える。不安がなくても最悪のケースをたまには考えよう。

    p.145 ラストスパートなどと言いますが、いつもと同じペースでやりましょう。ラストスパートをすると、心も頭も余裕がなくなります。自分で自分を焦らせることにもつながります。ラストスパートしなくてもいいように日頃からやっておくことです。
    → ラストスパートの駆け込みゴールに救われると、普段のコツコツ継続ができなくなる。自分の場合はラストスパート出来ないように工夫しようと思う。

    p.150 『源氏物語』は、日本人としては必須の教養ですね。
    → ここでも源氏物語か!積読リストに入れておこう。

    p.185 世の中の99.99%の人は自分に甘いのです。自分の弱い心と戦い、苦しみ、悩みながら頑張っている人のほうが多いのですよ。そうして、少しずつ少しずつ強くなっていきます。
    → あまりにも弱い自分に呆れながらも、苦しみ、悩み、それでも一歩ずつ前に歩いていく。

    p.188 人の才能とは、「頭の良し悪し」ではなく、「目標に向かって取り組み続けられる力だ」という事実です。
    → Yes! Yes! Yes!

  • 勉強法に関する書は数多存在するが、物語形式、あるいは対話形式は新味。もっとも、「もしドラ」風ではあるので独創的とは言いがたいが。記述内容は特異でも突拍子のないものでもなく、極めて堅実。

  • したい人から始める人になっただけ、1%になったんだからほめよう。そう思った。続けるのも、ずっとできない99人かもしれないけれど。

  • 痛いところを突かれるような、今私に必要な本だった。諦めたらそこで終わり、ということを教えてくれた本。

    でも、複数のことをする目標があり、そのどれもに100%集中してやるなんて、不可能に近いと思う。何かを得たいなら、何かを諦めることも重要な選択肢の一つだと思った。

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著者プロフィール

美達大和
1959年生まれ。無期懲役囚。現在、刑期10年以上かつ犯罪傾向の進んだ者のみが収容される「LB級刑務所」で仮釈放を放棄して服役中。罪状は2件の殺人。ノンフィクションの著書に『刑務所で死ぬということ』(小社刊)のほか、『人を殺すとはどういうことか』(新潮文庫)、『死刑絶対肯定論』(新潮新書)、『ドキュメント長期刑務所』(河出書房新社)、『私はなぜ刑務所を出ないのか』(扶桑社)、小説に『夢の国』(朝日新聞出版)、『塀の中の運動会』(バジリコ)がある。また「無期懲役囚、美達大和のブックレビュー」をブログにて連載中。http://blog.livedoor.jp/mitatsuyamato/

「2022年 『獄中の思索者 殺人犯が罪に向き合うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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