- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833440271
感想・レビュー・書評
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■自らの「本質」を知る
・これからは、「Being」(ありたい自分)の強度がポイントだ。
困難にぶつかったり、決断を迫られたりした時、究極の基準になる。
・Beingの定義は自己中心的でよい。
他者や周りの世界に対してBeingの答えを求める姿勢では、大きく道を誤ることになる。
・「Being」は自分で探す必要がある。他人から与えられたものに本物の金は混じっていないない。
「Being」の「発信」のために他人や外の世界を使うのはアリ。
■あたりまえを疑う
・いつも「わたし」を主語にすることだ。
「うちの部では」「当社の製品は」と話すことが多いが、
「わたしは~」に変えることで、自分の考えの不備などが出てくるはず。
・「わたし」を主語に考えるクセがつくと、自分の「本質」に近づける。
「私はなぜ、これが好きなのだろう?」など自問するごとに「Being」がはっきりしてくる。
・「Being」に近づくには、何よりアウトプットが大切だ。
「あなたは何をしている人ですか?」「どんなことをしたいのですか?」と聞かれたら、
即座にその質問に答えられるようにしておくべきだ。
■常にアップデートする
・他人が「自分をどう紹介するのか」を意識して、自分の能力やスキルを磨くことだ。
「他人の単位」で自分を評価することではないので勘違いしないこと。
あくまでも客観的な視点から「Being」を確認するための行為だ。
「ラベル付け」のイメージ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・ありたい自分を言葉にする
・得意なことだけでなく苦手なことも発信する
・誰かを幸せにする情報発信
発信することの重要性を再認識させてもらいました! -
自己を見つめ直し、本当にやりたいこと、ありたい自分を知る。
その後は、世間や常識に惑わされず、そのゴールのために行動しろという内容。 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC01692371 -
「『考える』ことは生きることとほぼ同義だ」この言葉は実感を持って落とし込まれた。
昔は、この生きづらさを脱したい、変わるためには考えなきゃいけない…と渋々「考えて」いた。
今は「考える」ことを前向きに捉えられる、そのプロセス自体が私であり成長だと思う。
本書では、自分の「個」を模索するプロセスについて「Think(考えること)」「Transform(変化)」「Collaborate(協働)」の3要素から説明される。
最も印象に残った(自分ごととして捉えられた)のは「Think」だなあ。
「私」を主語にして考え自分に問いかける癖をつけることが重要であり、自分の本質は自分で定義し言語化するものなのだ。「自分軸」「他人軸」問題にも繋がる…。
人は得体の知れないものに不安を感じる、つまり自分を把握していないと自分に自信を持てない。
この前出てきた昔のメモに自分の短所がひたすら羅列されていた。この頃の私はその短所を潰し込むことで自分を好きになれると思っていて、生きづらさを改善するための作業だった。
自分を認められることは「あるもの」も「ないもの」も受け入れることだと今は分かる、けどこの頃は全てを「あるもの」にすることだと思っていた。「事実」が問題ではなく「認識」が問題だった。「劣等性」じゃなくて「劣等感」だと思えただけでもだいぶ楽になれた気がする。
嫉妬等ネガティブな感情を持ったときには「時々そんなことを思ってしまう癖が自分にはあるな」程度に流し「どうしてそう思ったのだろう?」と自分に対して思考を向けるとよい。
つまり「事実」は否定せず一旦受け入れる、「事実」と「思考」を分ける。「事実」を否定するから自己否定になる、ということかな。 -
組織の中で成功したエンタメプロデューサーなどの本を読むのが好きで、彼らは生き生きと仕事を楽しんでいる。本書はこれからを生き抜く「自己中」戦略、自由な仕事術を手に入れることで新たな時代に対応できる力=ありたい自分に在るということの重要性を述べており、エンタメ業界で生きる著名人との共通点を見出して腹落ちした。組織で生きていく人生を選択しても、「個」を存分に出していき、有機的に繋がるシステムが幸せな人生を送るヒントなんだと思った。
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他人の人生を生きずにありたい自分になる。
以下、印象的なフレーズ
・環境を変えられないなら、自分のありようを変えていけばいい。
・「わたし」を主語にする。
・自分につけられた「タグ」を意識する。
・正しいことを言えば相手が動くとは限らないし、正しさは人の価値観によってまったく変わる。 -
個人力 やりたいことにわがままになるニューノーマルの働き方
著:澤 円
「個人力」とは「ありたい自分」のまま、人生を楽しんでいく力。強い「個」の力を手にして、楽しく満足できる人生を送るための考え方と具体的な方法を本書では提案している。
そてこれは間違いなく、これからの時代「ニューノーマル」に求められる素質でもある。
本書の構成は以下の4章から成る。
①「ありたい自分」はどこに 自らの本質を知る
②あたりまえを疑う 生きることは考えること
③常にアップデートする あなたはいつだって変わっていける
④個として協働する コミュニティー化が世界を救う
無理無茶から「個人力」を探すではなく、「ありたい自分」を軸として、展開されている。成長してなんぼ、楽しんでなんぼ。そして自分だけではなく、周りとの協働、利他の心もしっかりと捉えれている。
「ありたい自分」のまま、楽しむのはそれなりの自身の義務も増える。当たり前のことを当たり前に行い、周りの理解を得ること。自身と周りのバランスを意識しながら自身・周りの成長への貢献でそれは叶うことになる。 -
p47 他人の人生を生きてはならない
p115 人に対して「助けて」と発信し、誰かを堂々と頼る判断をできることが、これからの世の中で絶対的に必要なスキルであり、姿勢となるでしょう