恋するバレリーナ (ハーレクイン・ロマンス)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833501026

感想・レビュー・書評

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  • 約20頁読んで気付いたんだけど、たぶん著者はバレエに全然興味無い。踊りや舞台の描写がテキトーすぎる。しかし、同じバレエ団のプリンシパルやパートナーなどに目もくれず、速攻でただのバレエファンの外交官と恋に落ちてるのは斬新だと思う。

    たった30頁(但し本文は二段組)で主人公はあっさりバレエを捨てて外交官と結婚してしまった! 赴任先のパリに同行するらしい。じゃあ、パリでいろいろオーディション受ければいいのにね。あまりに引退&結婚が早いので、カムバック&離婚フラグかも。

    たった60頁(但し本文は二段組)で主人公の妊娠&嫁姑戦争に突入してますます驚いている。結婚前からこの男ちょっとマザコンっぽいと思ってたんだよねー。もはやバレエ全く関係無い。

    』100頁くらい読んだー。恋してるのは最初の30頁くらいで、あとは妊娠・嫁姑戦争・昔の仕事仲間が家に来る・出産・赤ちゃんを連れて家出・赤ちゃんを姑夫に取り返される(←今ここ)という発言小町や家庭板でよくありそうな話。

    主人公ルーシーが小町や2chの代わりに相談する相手は、夫ジュリアンの弟フランシスの妻のアンと婚家の土地管理の仕事をしているサイモン。ルーシーたちの前でアンはずっとサイモンを使用人扱いしてたのに、実は二人は愛し合っていたということがわかる。ツンデレですね。

    この先、ちゃんとうっとり出来る展開は来るんだろうか…。あるとしたら、バレエ団在籍時に新作のパートナーだった男性トップダンサーのピアスくらいで、ルーシーが退団するときも「どうしても結婚をしたいなら僕とすればいいじゃないか」なんて憤慨して口走ってたけど、本気かどうかはわからない。

    バレエものの恋愛譚を読む度に、「そうそう都合良くヘテロセクシャルの男性ダンサーばっかり出て来るのはおかしいんじゃないか」とかよく思う。

    『恋するバレリーナ』をここまで読んで得た教訓 ・結婚前に充分お互いについて知り合う期間が必要(二人は出会って三ヶ月くらいで結婚して、主人公は夫の給料も知らなかった) ・専業主婦はやっぱりリスキー。最終的にどうするかは人それぞれだとは思うけど、結婚と同時に辞めるのは危ない気がする。・姑と喧嘩になったとき、どちらの肩を持つ夫か見極めておくべき。
    ……以上、ハーレクインロマンスから結婚について学んだことでした。どうでもいいからもっとうっとりしたいよ!

    ロバータ・レイ著のハーレクインロマンス『恋するバレリーナ』読み終わったー。ラストは顔文字で表すと、こんな感じ「( д) ゚ ゚」だった。

    主人公ルーシー、娘のアマンダを連れて家出→姑夫が娘奪還→娘を引き取る為には経済力が必要→結婚前の所属バレエ団に戻って猛練習→それを公私ともに支える男性トップダンサー・ピアス→ピアスはルーシーのことが好き→バレエ団のアメリカ公演は大成功、ルーシーもピアスの振付で一躍スターに→自宅で弟嫁のアンと再会、アンはサイモンと駆け落ちしていた→娘との面会に向かうルーシー→ルーシー帰宅後、夫・義弟のマザコン兄弟が相次いで突如改心→実家を出た夫はルーシーのいる劇場へ→「頼むからもう一度チャンスを与えてくれないか」「ああ、ジュリアン愛しているわ、もう何も言わないわ!」→めでたしめでたし

    結婚妊娠出産で1年以上ブランクがあったダンサーがあっという間にプリンシパルになるのはまぁぎりぎりスルー出来る範囲としようじゃないですか。しかしですね、この夫婦の問題は根本的にはほとんど何も解決してなくて、むしろ妻が大出世してる分、話がこじれる可能性が高くなってると思うんです。

    次に夫が海外赴任になったとき、娘はどこで誰が育てるかとか、姑が死ぬまできっちり絶縁していられるのかとか。この先、この婆さん絶対足が痛い腰が痛い独りじゃ心細いとかなんとか言ってきて、マザコン夫が絆されてまた同居する羽目になるんじゃなかろうか。

    娘の親権を勝ち取ってシングルマザーとして生きていく為にバレエ団に戻って猛練習する、っていう決断が出来るのはお国の違いだなぁって思うよ。日本じゃ無理だろうなぁ。

    あと、面白いと思ったのは、夫ジュリアンとはあんなに舞い上がってスピード婚して、わけわからん感じに復縁してハッピーエンドになってるルーシーなのに、ピアスに対しては頑なに「感謝はしてるけど愛してはいない」的なことを言うんよね。そこはなぜか流されない。一児の母になったから?

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