おなかのかわ (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 301
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834005172

作品紹介・あらすじ

けちんぼでくいしんぼのネコは、オウムの用意してくれた立派なごちそうをたいらげますが、それでも満足できず、オウムを丸飲みにしてしまいます。さらにおばあさん、ロバ、王様、お妃様、兵隊、ゾウまでも、「ぺろり ごくん」と次々にたいらげていき、最後に飲み込んだのはカニ2匹。ネコのおなかのなかを見渡したカニは言いました。「うでをふるおうか」――。瀬田貞二生誕100年記念出版。

感想・レビュー・書評

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  • お互いをかわるがわるごちそうに呼ぶことになったねことおうむ。
    ところがケチで欲深いねこは、あり得ないくらい食べて食べて・・・。
    いったいねこのお腹はどこまで伸びるんだ?と食べまくる猫がすごい。
    話の工程が実にシンプルだけれど単調にならず、リズム感も感じられ面白い。何度も再読するお気に入りの1冊です。
    実は絵もお気に入り。
    線がはっきりと力強くてゴチャゴチャしていない。
    読み聞かせにも良いかも?
    7分半。

  • 3歳ごろからのお気に入り。
    猫が行き当たるものを次々にぺろりと食べてしまうユーモラスなお話。
    友達のおうむ、おばさん、王様の行列などなど、まさに手あたり次第。
    図書館で1989年の「こどものとも」復刻版を借りてみたのだが、昔持っていたハードカバーとは文章が違っていた。

  • けちんぼでよくばりのねこは、オウムが出すごちそうでは飽き足らず…ついには…。1、2年生読み聞かせ

  • 2017.1.18
    この表紙。これ子どもの頃すごい読んでいた。この性根の悪そうなネコがいろんなものを丸呑みして食べちゃうお話。表紙の渋い紫色含めなんとも言えない色遣いと、物語に漂う不穏な空気。なんだか怖いんだけど怖いもの見たさの気持ちもあって、繰り返しひとりでよく読んでいた。物語と絵の世界に入り込んでたんだろうな。私が人生で初めて経験した「シュール」。

  • 絵もお話も、インパクトがありました。

  • Y
    4歳3か月

    K
    6歳7か月

  • 昔話のねこさんはよくこれをやるよね。
    表紙がそのままお話を表してることに読み終わって気づくのでした。
    君そんな澄ました顔してる場合じゃないよ。

  • ねこの絵本を探していてよんだ。

    あるところに、ねこと おうむが おりました。
    ふたりは そうだんして、かわるがわる おたがいを ごちそうに よぶことに しました。
    ねこは、おうむが よういした ごちそうを たくさん たべます。
    それでも ねこは、おなかが すいていて……。

    繰り返しのおもしろいおはなしでした。
    よくある、積み重ねっぽいはなし。
    でも、表紙で損をしている気がします。
    私は四年前くらいに目にしたのですが、表紙が陰鬱な感じでこわいのでよむ気になりませんでした。
    そういう意味では、大人がよんであげるといいと思います。
    ちゃんとオチもついているし、原題通り「ねことおうむ」でもいいんじゃないかなと思いました。
    あと、「ばかな ねこ」という部分が気になりました。

  • <CAT AND PARROT>

  • 5分

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著者プロフィール

1916~1979年。現東京都文京区に生まれる。東京帝国大学国文科卒業。第二次世界大戦後、東京府立第三中学校に復職し、教師の傍ら雑誌に児童文学作品を投稿。後、平凡社勤務を経て、児童文学の創作、翻訳、評論の分野で活躍。1959年自宅に瀬田文庫を開き、毎週土曜日の午後に自宅を開放していた。代表的な作品『なんきょくへいったしろ』『あふりかのたいこ』など、再話『かさじぞう』『ふるやのもり』など、翻訳『指輪物語』のほかに『ホビットの冒険』『ナルニア国物語』などがある。

「2023年 『最新版 指輪物語7 追補編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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