たねが とぶ (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834011968

感想・レビュー・書評

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  • もう出版されて何年にもなります
    たね
    なんて不思議でエネルギーに溢れていることでしょう
    雑草 ひとつ一つに 命が輝いています
    見守る作者の目の暖かさと厳しさが伝わってきます
    ≪ 今日も飛ぶ 命つないで たねがとぶ ≫

  • ”雑草”なんて呼ばれてしまう草も、引っこ抜かれたり踏みつけられたりしながらも、彼らなりに命をつなごうとしている。嫌なものは嫌、苦手なものは苦手、きっとそうだ。でも、例えば在来種だ外来種だと線引きし、命を選定することについて、正しさの裏で私はいつも立ち止まってしまう。(ちいさな帆)

  • 植物好きの子供。好きそうと思ったがあまりだった。残念。

  • 「色々な飛び方で旅に出る草の種を描いた絵本

    春の草が、花を咲かせたあとに実をつけました。実のなかには種が入っています。植物の種類によって、いろいろな種ができます。種は草の作った子どもです。草の子どもは、新しい場所に仲間をふやすため旅にでます。種は、風に吹かれたり、さやがはじけたり、揺れてこぼれたりしながら飛んで、土に落ちると芽を出します。そして、また大きくなって種を作ります。細密で美しい絵と明快な文で、植物の不思議さを伝える絵本。」

  • 《本屋》【再読】種が、とんで繁殖する植物たち。絵が素敵。

  • 春の野花と昆虫たちの美しい絵がすばらしい。

    1年生向け。

  • 今まで咲いてる花はたくさん見ましたが、種には注目したことなかったので、種の秘密を知れて種にも興味を持てました

  • 観察絵本、科学絵本と呼ぶジャンルかと思うが、知識もつくだけでなく草の生命力、勢い、息づいている様子が伝わってきてとても好きである。

  • 安定の甲斐さんの本。

    春の草が花の後に実をつけ、その中の種の様子か丁寧に描かれている。

    「たねは、くさのつくった くさのこども」

    ところどころ使われている擬音語も楽しい。

    春の読み聞かせにおすすめ。

  • ママも1歳半の娘も、春先のお散歩でみかけた花やタネが次にどうなるのか、どうやって遊べるのか知ることができて、お散歩がたのしくなりました!

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著者プロフィール

甲斐信枝

1930年広島県生まれ。広島県立高等女学校在校時より、画家の清水良雄に師事。慶応義塾大学で教授秘書として勤務後、童画を学ぶ。1970年に紙芝居『もんしろちょうとからすあげは』を出版、以後、身近な自然を題材にした科学絵本を手掛ける。5年にわたり、比叡山の麓で畑の跡地の観察を続けて描いた『雑草のくらし あき地の五年間』(1985年刊)で第8回絵本にっぽん賞、第17回講談社出版文化賞を受賞。 2016年11月放送のNHKドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」で密着取材され、大きな反響を呼ぶ。著書に『たねがとぶ』『稲と日本人』『小さな生きものたちの不思議なくらし』など。

「2020年 『あしなが蜂と暮らした夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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