- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834014167
感想・レビュー・書評
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京都にお住いの甲斐信枝さんのお仕事風景を、Eテレで紹介していたことがある。
野原に座って「ほら!ほら!こんなにお宝がいっぱい!とても無視できないでしょ!」とニコニコしながら野に咲く花たちの絵を描いていらして、本当に楽しそうだった。何だか自分の姿を見るようにも思えた・笑
紹介する方も、そんな甲斐さんの幸せな思いを少しでも届けられたら良いなぁ、なんて。
「たんぽぽ」や「さくら」と同じく、かがくのとも傑作集の中の一冊。
土手でつくしを見つけたら、一本だけ採ってきて、それを見せてから読むと良いかもしれない。
毎年つくしを採って料理して食べるが、読みながらますます食べたくなってくる。
興味深いのは、複雑な地下茎の様子まで断面図の挿絵で見せてくれること。
春が過ぎ夏が過ぎ、秋が来てもせっせと地面の下で働き続ける部分があるから、
翌年も新芽を出すことが出来るという説明は、非常に分かりやすく命の力強さを感じる。
ところで、原爆で焼け野原になったヒロシマの地に、最初に芽吹いたのはツクシなんである。
たったひとつの芽でも、当時の人々はどんなに喜んだことだろう。
春のお話会のサブにぜひ読みたい。約7分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5分 遠目がきく
春が来る頃に。簡単な言葉で書かれているので、低学年からいけそう。 -
表紙絵が欲しくて 傑作集を登録しています
月刊 かがくのとも
1994年3月号 通巻300号
つくし
作:甲斐信枝(かい のぶえ)
発行所:福音館書店
定価:350円(本体340円)
雑誌:02377-3.
T1002377030351. -
K
三歳八か月
K
六歳〇カ月 -
「自然は生きている。命があるのは人間だけではありません。魚や鳥や獣、そして草や木も、小さな虫だって細菌だって、みんな命があります。それぞれの命は、単独では生きていけません。食べたり食べられたりをはじめ、命同士が複雑に関わり合うからこそ生きていけるのです。そう考えると、この地球、ひいては宇宙までもが、ひとつの大きな命のように感じられてきませんか?
ツクシ採りの時に、根っこごと引っこ抜こうとしてもうまくいかない、プチプチと切れてしまう・・・そんな経験はありませんか?この絵本を読めば、たくさんのツクシが地面の下でつながりあっていたからだと分かります。」
(『かがくのとものもと』福音館書店 より) -
4年生の読み聞かせに使用
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つくしって何気なく生えていて、どこにでもあるよね。
でもでも、こんな一生や地中でのドラマがあって、そのひたむきさや力強さに
こころ打たれました。
そうそう、みなさん良くご存知のあの植物と、根っこで繋がってるんですって。 -
2022.3 低学年 動画