おなべおなべ にえたかな? (こどものとも傑作集)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 978
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834014631

感想・レビュー・書評

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  • 「きつねのきっこちゃん」シリーズ大好き!もうね~、作者の絵が あったかくて、絵が語ってて…、瀬田貞二さんのいうところの、『行きて帰りし物語』『子どもに安心感を与えられる物語』…まさに、それ!こういう作品がながーく読み継がれるのでしょうね…( ^ω^ )
    「おなべおなべにえたかな?」という言葉のくりかえしも楽しい。きっこちゃんたちの世界に入ってみたいな~

  • おおばあちゃんの家のお鍋、ちゃんとキャラがあって素敵! 美味しいものをコトコト煮込むのは嬉しいですよね。きっこちゃんたちが味見と称してつまみ食いするのも、お手伝いあるあるだなぁ。味見しすぎたピンチも、お鍋がアドバイスしてくれたので、めでたしめでたし。

  • 表紙のタイトルの中に、黄色のタンポポの花が隠れていて可愛い。
    これを見ただけで、ああ春のお話だなと分かるしかけだ。
    「きつねのきっこ」が登場する、こいでやすこさんの作品の中のひとつ。
    山向こうのおおばあちゃんの家に遊びに行く「きっこ」。
    途中であったいたちのきょうだいも一緒に行くことになる。
    おおばあちゃんの家では、大きなお鍋でスープを煮ている。
    このお鍋になんと顔があるのだ。

    さて、おおばあちゃんが留守の間お鍋の番をすることになった「きっこ」たち。
    ここがお話の面白いところで、タイトルの言葉が何度も出てくる。
    そのたびに「煮えたかどうだか食べてみよ」と答えるお鍋が楽しい。
    リズムのある繰り返しが、どんどん面白くなってくる、
    美味しくて、とうとうお鍋が空になるまで食べてしまう「きっこ」たち。
    聞いている子供たちはハラハラするだろう。
    もっと面白いのはこれからで、空っぽになったお鍋が「水を入れて」と指示するのだ。
    そして「豆を入れて」と、これも切羽詰まった顔で指示する。
    最後に「たんぽぽ」を入れるのがいいなぁ。
    美味しいスープが出来上がったところでおおばあちゃんが帰ってくる。ほっとしたお鍋の顔。
    お腹いっぱいに食べておしまいになる、春の色がいっぱいの幸せなお話。

    約6分。3歳くらいから。いいなぁ、私も誰かにこの本を読んでもらいたいなぁ。
    きっこちゃんのお話は他にもあるけど、これが一番好きかな。

    • Tommyさん
      おなべの表情がなんともいえず愛らしいです。
      最後にたんぽぽを入れるのがいいですよね!
      子供たちにせがまれて何度も読んだ絵本です。
      おなべの表情がなんともいえず愛らしいです。
      最後にたんぽぽを入れるのがいいですよね!
      子供たちにせがまれて何度も読んだ絵本です。
      2013/06/13
    • nejidonさん
      keiさん、はじめまして。
      花丸を付けていただき、フォローまでしてくださってありがとうございます!
      このお話、私も大好きです。
      きっこちゃん...
      keiさん、はじめまして。
      花丸を付けていただき、フォローまでしてくださってありがとうございます!
      このお話、私も大好きです。
      きっこちゃんの出てくるお話は、どれもほのぼのとして楽しいですよね。
      私の方からもフォローさせていただきますね。
      また楽しい本に出会ったら、教えてください♪
      2013/06/13
  • たんぽぽを摘んでおおばあちゃんのところへ向かった、きつねのきっこと、いたちのちぃとにい
    おばあちゃんはスープを煮ている真っ最中
    そこへからすのお母さん、子供の喉に骨が刺さったとおおばあちゃんを呼びにきました
    おおばあちゃんがからすの子供を診察にいくので、きっこたちは鍋の番を任されたけれど,,,

    読み聞かせ時間は5分弱です

  • おなべおなべにえたかな?
    リズム良く絵本が読める。みんなでおなべを囲む内容も楽しい。

  • 「あ〜ぶくたった、にえたった、にえたかどうだかたべてみよう、むしゃむしゃむしゃ、まだにえない♪」
    この後、お布団ひいて寝て、ドアをトントントンとお化けがやってきて、わぁ〜〜って逃げたような。
    遠い記憶(笑)

  • おばあちゃんがスープを作っているところに急患の知らせが。おばあちゃんはお医者さんなのです。孫たちはお留守番とお鍋の番を任されるのだけれど、さぁどうなる?

    お鍋と子供たちのやり取りが面白いし、戻ってきたおばあさんとの会話も温かい。とても素敵な気分になる内容。
    春間近か春に読むといいかもしれない。

    • norigami112さん
      nyancomaruさん
      このお鍋は話せるんですよ。そのやりとりがたまらない。
      子どもたちは、「あーそんなことしちゃだめだよね」とか思わず声...
      nyancomaruさん
      このお鍋は話せるんですよ。そのやりとりがたまらない。
      子どもたちは、「あーそんなことしちゃだめだよね」とか思わず声に出しちゃったりするくらい夢中でしたよ。
      2012/09/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そのやりとりがたまらない」
      画像を見て顔があるなぁと思ってました。
      「思わず声に出しちゃったりするくらい」
      可愛いですねぇ~(お姉ちゃんお...
      「そのやりとりがたまらない」
      画像を見て顔があるなぁと思ってました。
      「思わず声に出しちゃったりするくらい」
      可愛いですねぇ~(お姉ちゃんお兄ちゃんになった気分なのかな)
      2012/09/13
    • norigami112さん
      nyancomaruさん
      かわいかったですよぉ。
      読み聞かせの醍醐味って感じです。
      それだけ本に集中してくれてるってことですもんね。
      nyancomaruさん
      かわいかったですよぉ。
      読み聞かせの醍醐味って感じです。
      それだけ本に集中してくれてるってことですもんね。
      2012/09/18
  • きつねのきっこちゃんは、たんぽぽをたくさん摘んで、お友達とおばあちゃんの家に遊びに行きます。
    おばあちゃんはスープを煮ているところ。

    そこへ「たすけてください」とかあさんからすがやってきます。
    おばあちゃんは山のお医者さんなのです。
    おばあちゃんは急いで患者さんのところに向かいます。

    スープの鍋の番を任されてきっこちゃん、「おなべ おなべ にえたかな?」おなべにききます。
    「コト コト コト にえたか どうだか たべてみよ コト」おなべが答えます。
    ふたをあけてみるとにんじんスープ。
    味見をしましたがまだかたい。
    塩と胡椒をいれてもう一度煮込みます。
    しばらくするとまた味見。
    今度はバターをひとさじ入れてまた煮込みます。
    そしてもう一度味見…おいしい!
    もう一度もう一度と味見をしているうちに、おなべは空っぽ。
    大変!おなべが焦げ付いてきます。
    おなべが言います。
    「はやく おみずを いれて おくれ」
    おなべに言われて、水とお豆とたんぽぽを入れて煮込みます。
    おばあちゃんが帰ってきたころ、おいしい春のスープができあがりました。

    おなべが焦げ付いて、みんなが大慌てで協力したり、お腹いっぱい食べて満足そうに寝転がっている姿がとってもかわいいです。
    お豆とたんぽぽのスープ、どんな味がするんでしょう?
    春にぴったりの1冊です。

  • 息子8歳6か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り) ◯
    その他

    おいしそうな「おなべ」。
    読んでいると、おなかが空いてきます。

  • にえたかどうだか食べてみよ〜
    掛け声は何世代先まで続くでしょうか

    春の香りがするスープは飲んでみたいな〜

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著者プロフィール

こいでやすこ 福島県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本に『とんとん とめてくださいな』(オランダ・銀の石筆賞受賞)、『ゆきのひのゆうびんやさん』『はるです はるのおおそうじ』『とてもとてもあついひ』『もりのひなまつり』『やまこえ のこえ かわこえて』『たろうめいじんのたからもの』『おなべ おなべ にえたかな?』『おおさむ こさむ』『かさ かしてあげる』(以上、福音館書店)など多数ある。2010年没。

「2022年 『おいちにの だーるまさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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